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行政書士合格体験記 阿部 成恭さん

合格体験記

阿部 成恭さん

  • 受験回数:1回
  • 性別・年齢:男・48歳
  • 職業:会社員
  • 合格までの年数:1年
  • 1日の平均学習時間:1時間から3時間
  • 試験までの総学習時間:講義視聴時間を含め500時間から800時間見当

クレアールを選んだ理由

勉強時間の確保が難しい自分に合った、合理的効率的な学習が出来そうだと思い決めました。

基本的な学習方法・自分が薦める勉強方法

まず、勤めながら残業もこなしつつ勉強時間を確保し合格するには、相当効率的な勉強方法を心掛けて実践しなければなりません。そのような時間の制約がある中で重要視したことは、初期段階から注意したことは

  • ①『キーワードを明確にして徹底して覚える』こと、5月以降注意したことは
  • ②『あやふやなままで放置しない』こと、でした。

どちらも、やることはほぼ一緒で、問題演習時に正答したとしても、正答に至った過程が自分で説明できるか。問題解説の条文・判例を直接確認し、重要語句・キーワード・重要な言い回しを、徹底して覚える。余力があれば、似たような言葉や言い回しが出てきたら、その言葉も比較しながら覚える。

1つのキーワードから、連想ゲームのように芋づる式にキーワードが出てくるようになるように、条文・判例のキーワードを覚えていく勉強を心がけました。勉強のサイクルは、『①テキスト→②過去問・1000問ノック→③条文・判例(テキスト)』といった感じです。

記述式・多肢選択式について

記述式については、五肢択一式の延長と考え特別な勉強をせず(実際には勉強時間が確保できず)、試験に臨みました。択一式では、個数問題も多くあるため、すべての肢の正誤について判断できるようにする必要があると考え、各肢の解説の条文・判例を直接確認し、キーワードを覚えることを繰り返しました。その中で、勉強中の皆様に是非ためしてほしいことがあります。『正答・誤答となる理由を、キーワードを用いて、自分で記述をしてみる(肢別の解答解説を自分で説明してみる)。』択一の問題演習で、正答・誤答となる理由をキーワードを用いて説明できるようにする。=記述式の勉強になる=記述式のために必要となる膨大な勉強時間が必要なくなる(大幅に削減できる)。実際に解説を自分で書こうと思うと、曖昧な知識では書くことが出来ず、まず必要なキーワードをしっかり書き出すことの重要さが理解できると思います。その結果、特別な記述式対策をしませんでしたが、60点中36点取ることが出来ました。日頃の肢別問題演習で、条文・判例を参照し、キーワードを覚えることが、記述対策になります。

テキストや単元別カリキュラムについて

テキストに過去問がついて、条文もついてとても便利です。特に問題演習後の条文・判例でのキーワードインプットでは、巻末の条文確認、テキスト本文中で判例の確認もできてとても良かったです。六法・判例集について、自分は六法も判例集も別途購入していません。おすすめの勉強法として条文・判例の確認を強調しておりますが、実はどちらもテキストで間に合います。

単元別テキストは、細かく分かれて、短時間でも勉強しやすい反面全体の中での位置付けが分かりにくい可能性がありますが、自分は、『各法の条文の章の目次を書いた紙』をしおり代わりに使って、常に今の話はどこの話か意識するようにしていました。

本試験を意識した直前期の学習について

予想模試を利用して、本試験で問題を解く順番と時間配分を決めました。自分の場合は、①問41~60、②問1~40の順、とシンプルにしてみました。

理由は、試験開始直後は緊張しているので、答えの書いてある(選べばよいだけの)多肢選択式でスタートし、残り時間を気にする必要のない時に、記述式や文章読解をしておきたいと考えたからです。また、終盤の時間が迫って集中力の低下した中での五肢択一で、民法・商法・会社法の五肢をやるか、一般知識の五肢をやるか、重要な問題です。切迫した中で、一般知識の五肢問題で未知の問題の記述中に違和感を感じ取ることはできないと考え、一般知識優先の解答順序としました。

本試験を終えて

今年の本試験では、一般知識では個人情報保護法関連からの出題がない影響か、文章読解が異様に易しかった印象でした。法令科目では、問題演習を通じてしっかり準備できた憲法・民法は、やればやった分だけ結果は出るという思いを強く感じました。本来得点源とすべき行政法では演習不足により、あわや不合格大失態となるところでした。

そんな準備不足を感じながらの本試験でしたが、『試験中に諦めてはいけない』と強く思いました。今年の記述の3問目は難しく当初白紙のままでした。でも最後の見直しの時に、婚姻中の財産の精算とだけ記入し、提出しました。その結果、何らかの部分点を頂き、合格できたのです。

《最後に、今後行政書士を目指される皆様へ、また昨年は残念な結果となってしまった皆様へ》

いろいろ準備不足を抱えたまま受験した自分でも合格点に達することができました。試験に合格する力と勉強時間については、あまり関係がありません。試験で正答する力が必要です。

私は、『試験で正答する力は、条文・判例のキーワードにある』と考え、問題演習でその定着を目指しました。上記のとおり、あまり褒められた成績ではありませんが、勉強を始めて1年で合格を手にすることが出来ました。今年の11月合格を目指す方々の参考になれば幸いです。

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