韓 偉林さん
- 受験回数:1回
行政書士を志した動機
私はいま中国系の金融機関で仕事しています。中国人顧客向けの住宅ローンを担当しています。住宅を購入するときに難しい法律用語が使われるので、意味を聞かれることはよくありました。また住宅を購入する以外にも在留資格、会社設立についてもよく聞かれました。ですので、法律の勉強をして、少しでもお客さんの役に立ち、かつ自分の成長につながればと思い、行政書士に挑戦しました。
クレアールを選んだ理由
行政書士に挑戦しようと決心した時、まずネットで情報(予備校・勉強法・合格体験記など)を集めました。その時にクレアールの授業料の安さ、カリキュラム、テキスト・板書・過去問・答練など、すべてダウンロードできるシステムに魅力を感じ、クレアールを選びました。
具体的な勉強方法
仕事しながら行政書士を志したので、時間に制限がありました。また2020年には民法が改正されます。また一から勉強するのがイヤでしたので、かなり割り切って勉強しました。なので、私の勉強方法はかなり極端で不安に思われるかもしれませんが、時間がない方、外国の方の参考になれれば幸いです。
行政書士の勉強内容は非常に多く、細かく分ければ約12個の法律を勉強します。すべてを完璧に理解することは不可能です。なので、70~80%理解することが重要です。クレアールのテキストは合格に必要な内容をまとめられているのですが、それでも70~80%理解で勉強しましょう。なぜなら、行政書士試験は60%取れば合格できるからです。
基礎法学・商法・会社法について
出題数が少ないうえ、範囲も広いので、勉強しませんでした。
憲法について
全配信を4回見ました。そのあと忘却防止のため適宜にテキストや板書を復習する。わからない箇所だけ配信に戻る。復習するのは星3つ、星2つが付いてる単元だけ。判例は多肢選択問題として出題されるので、注意し理解して読むことに心掛ける。クレアールの判例はコンパクトに編集されているので、余裕があれば市販の判例集を読むのもいいと思います。
民法・行政法について
全配信を6回見ました。そのあと、民法は1.5~2時間、行政法は2時間と決めて復習しました。勉強方法は憲法と同じく星3つ、星2つが付いてる単元だけ重点的復習する。メインである行政法の不服申し立て、行政事件訴訟、国家賠償、損失補償は特に重点的復習する。条文・判例は記述問題、多肢選択問題として出題されるので、憲法と同じく注意して理解して読むことに心がける。
地方自治法について
星3つ付いてる単元を重点的に復習する。余裕があれば星2つの単元も復習する。
一般知識について
侮れません。いくら法律科目が得意でもここで足切りになるとすべて水の泡です。なので、行政書士試験の勉強をし始めたときから、文章理解、個人情報保護法、情報通信などクレアールのカリキュラムよりも早めに対策すべきと思います。文章理解は公務員の問題集2冊を使いました。個人情報保護法などは市販の参考書を使いました。
問題演習について
フォローアップ、過去問、解法マスター、基本確認択一式は約10回解きました。問題を繰り返し解くとどの単元が頻出なのか、自然とわかるようになります。憲法・民法・行政法を復習するときに、どの単元を重点的に復習すべきかもわかるようになります。
例えば、問題数が多い単元=重要単元=星3つ、星2つが付いてる単元=重点的に復習する。
科目別パーフェクト答練は私にとってレベルが高く、解くのも、解説を読むのも、非常に時間がかかったので、五肢択一問題は解きませんでしたが、記述問題と多肢選択問題を抽出して解きました。
以上、このような勉強方法を繰り返し、合格したときの自分を強くイメージした結果、本試験は約30分程度時間があまり、回答の見直しもできました。
クレアールのカリキュラム通りにいかなくても、途中で諦めないでください。自分を信じ、自分のペースで続ければ、自ずと良い結果を得られると思います。