Read Article

「社会人にとっては時間の捻出と勉強材料の選定がポイント」 T.Oさん

「社会人にとっては時間の捻出と勉強材料の選定のふたつがポイントだと思います」 T.Oさん

 

T.Oさん

  • 受験回数 短答式4回、論文式1回

 

公認会計士試験を受験した動機

私は保険会社において商品開発などの業務を経験して参りました。経理部門とも連携を取ることも多かったのですが「借方・貸方」といった用語もよくわからなかったため、基礎的な知識の習得のために簿記検定2級を受験しましたところ、会社の財務諸表に対する理解が深まったことがわかり、会計や簿記に関心を持ちました。そこで、さらに知識を深堀りするために公認会計士試験にチャレンジすることと致しました。

 

クレアールを選んだ理由

短答式試験は市販の教材で独学いたしました。2015年・2016年の計4回の受験で短答式試験に合格しました。あまり多くの教材を使用せず、各科目2冊程度の本を使用し、条文も参照せず、その代わり、同じ教材を何度も繰り返しました。丸暗記はせず文章の背景を理解したうえで暗記することを重要視しましたので、どうしても理解できない部分については、条文や関連書籍を参照して理解するようにしました。教材を闇雲にひろげない・理解を重視するというスタイルは、非常識合格法にも通じるところがあるのではないかと思います。

論文式試験については、独学は難しいと考え、大手の予備校を含め比較検討しました。クレアールを選択したのは、上述の通り、非常識合格法に共感したこと、テキストが少ないこと、社会人比率が多いことが理由です。テキストが少ないことは非常に重要なポイントだと考えます。仕事のプレゼンテーションでも、パワーポイント50枚つくるよりも、1枚にまとめる方が難しいという人もいます。仕事の成果をあれもこれもとすべて並べるのは面倒な作業ですが絞り込む必要がなく判断をする必要がないため簡単です。1枚に集約する場合、スライド作りは楽ですが選択のための判断は難しいと思います。クレアールのように、幅広い出題範囲から必要と思える範囲を必要な深度で選び抜きテキストを作る、というのは、非常に難しい仕事だと思います。こう考え、ひとまずクレアールを信用し教材を使ってみて、信用できなければやめてしまおうと思っておりました。

結果的にはクレアールを利用して非常に良かったです。量が多くないため理解を重視した勉強ができたたため、応用力がついたと思います。本試験で過去に解いたことがない問題が出てもその場で考えて対応することができました

 

学習法

社会人受験にとっては、特に、時間の捻出と勉強材料の選定のふたつがポイントだと思います。

まず時間の捻出についてですが、昼休みと通勤時間は迷うことなく勉強に当てました。自宅にいるときの勉強時間の捻出方法は人によると思います。わたくしは、6時におきて早朝に勉強するスタイルと夜中の2時ごろまで勉強して朝は出社ぎりぎりまで寝る、というスタイルをためしたところ後者があっていることがわかりましたので、平日は夜型のスタイルをとることとしました。ただ、どうしても仕事で深夜の帰宅になる場合もありますので、そのような場合は、勉強せずにさっさと寝ました。週末は近くの図書館で勉強しておりましたが、土日どちらか一日は半日程度で切り上げ、リラックスするようにしました。

勉強材料の選定ですが、クレアールのテキストと答練を何度も黙読・書き下ししました。なお、租税法は論文式で初めて勉強する科目ですので、テキストの要点を紙に書きだして暗記用メモを作成しました(手書きでA4用紙15枚程度)。テキストの文章は、「理解のために必要な個所」、「暗記すべき箇所」、「暗記したほうがいい箇所」、からなると思います。その人の理解の状況や時間の有無によって「暗記すべき箇所」は異なると思いますので、自分にとって必要な箇所を判断してメモに落とし込む必要があると思います。

また、原価計算基準、概念フレームワーク、監査基準、内部統制に関する基準等、暗記すべき基準も、要点をエクセルに打ち込みA4の紙数枚にプリントアウトして暗記用メモを作成しました。暗記メモの対象とするかどうかは、試験の直前数時間に勉強するものを選定する、という判断基準を設けると選びやすいと思います。

なお、夜型の勉強は長く続けると身体によくない点に注意した方がいいと思います。また、資格勉強するなかでも睡眠不足等で仕事のパフォーマンスを犠牲にすべきでないと考えます。業務に幅をもたせるために勉強している場合に本業をおろそかにするのは本末転倒ですし、合格したら転職しようと思っている人も、人の縁はどこでつながるのかわかりませんし、倫理規則でも品位が求められていますので、いい加減なことはしてはいけないのではないかと思います。

 

試験をふりかえって

企業法の回答用紙は大問1と大問2の2枚の用紙からなるのですが、レイアウトが非常に似ており、問題1の回答を書き終えたときに問題2の用紙に記載していることに気付きました。試験開始後1時間ほど経過していました。これに気付いた時は顔面蒼白になりました。「試験中に気が付いてよかった、まだ1時間ある」と前向きに考え、大至急大問1の回答用紙に回答を書き写し、大問2の回答用紙に書いた回答を修正テープで消し(2本使いました)、大問2に取り組みました。このような緊急事態が発生しても、あきらめずに落ち着いて課題解決に取り組むことが重要だと思います。
なお、試験開始前のアナウンスに、問題用紙の問題番号を書き換えてはいけないという注意がありました。回答用紙の間違いが過去にもあったことを示していると思います。みなさんも万が一同じ事態になったら落ち着いて対処してください。

 

最後に(これから受験をする方にむけて)

クレアールの教材を信じてしっかり勉強することが大事だと思います。万人にとって都合の良い教材は存在しないと思いますので、自分の理解と捻出できる時間の量を鑑みて勉強する内容を判断することも重要だと思います。

また、縁起でもないですが、試験の結果がダメであっても公認会計士試験の内容は会計にとどまらず会社法など、企業で勤めるうえで知っておいた方がいい知識をしっかりと勉強する機会ですので勉強したことが無駄になることは絶対にありません。一定の時間を確保できるのであれば、チャレンジをお勧めします。

 

最後に(クレアールにむけて)

論文式試験に一回で合格できたのはクレアールを使用したためです。感謝しております。短答式試験のときからお世話になっていればもっと早く合格できたと思います。

また、非常識勉強法は、インパクトあるネーミングですが理にかなったものだと思います。非常識勉強法が世の中に浸透して、常識的勉強法になるよう、クレアールの今後の発展を祈っております。

 

Return Top