公認会計士合格体験記「私の合格体験記」奥田 佳名子さん

奥田 佳名子さん

目次

はじめに

私は受験3回目にして公認会計士試験に合格することが出来ました。昨年までの2回の受験は残念ながら不合格という結果に終わったので今回は今年の受験勉強の様子を中心に書かせていただきます。

私がクレアールを選んだ理由はテキストの薄さとコアとなる知識を中心に勉強するというスタイルは効率がいいと思ったからです。また大手予備校と違い自習室がいっぱいということも少ないのでのびのび勉強できました。

勉強方法を科目別に述べていきます。はじめにどの教科にも共通して言えることは

  1. 手を広げずテキスト中心に基本的なところを確実に勉強すること
  2. ひとつのことにこだわりすぎずどんどん進むこと
  3. その時期にふさわしい勉強をすること

などがあります。

科目別

簿記

簿記は苦手意識がなかなかとれず苦手でしたがテキストを中心に勉強をすすめ苦手なところはノートに書き出し電車の中で復習できるようにしていました。短答式の直前期には時間がないのでできるだけ短い時間で復習できるようにしなければならず、その時期になって焦らないように答練は1月くらいに復習する段階でもう一度解く必要があるものともう解けるものに分けていくほうがいいと思います。そうすることで自分が苦手な分野もはっきりわかってきます。
論文式の勉強は個別の論点は短答式に向けた勉強で固まっていると思ったのでそれをキープできるくらいの間隔で復習し論文式での出題が高そうな連結などの総合問題を解くことに時間を当てました。

財務諸表

テキスト、法規集を中心に勉強しました。短答式も論文式も勉強方法は同じでした。財表はよく言われることですが簿記との関連を意識して勉強することが一番効果的だと思います。具体的には簿記での処理を法規集の該当箇所を文章で確認してみたり、その逆も行ってみたりしました。また結論の背景を読むことでさらに理解が深まりました。

管理会計

計算に関しては、部門別計算などは計算量が多く計算ミスが多かったので下書きをきっちり書くように心がけました。
理論はテキストがかなり役に立ちました。特に短答式試験前の時期に数回集中的にテキストを回すことで知識が整理され試験本番ではとてもいい結果を出せました。

企業法

短答式では論文式よりも細かい知識を覚える必要があったので短答式試験対策のテキストの解説に論文答練やテキストから自分が覚えやすいように理由を書き込んでいきました。論文式は細かい知識は必要ないですが書くべきことを正しいロジックで書く必要があるので短い時間で論理を正しく構成する練習を意識的にしました。また企業法の論文式では条文番号を覚える必要がありましたが全部を覚えることは難しいと思ったので条文を大体の構成を覚えて目次から必要な条文をひけるようにして本試験にのぞみました。

監査論

短答式はテキストをひたすら繰り返しました。そのときに今勉強しているページとほかのページとの内容のつながりを意識して勉強しました。また監査基準とその前文を読むことで理解が深まりました。
論文式はどのような出題がされるかわからないので初見の問題でどれだけ解けるかが大事なので答練、模試をうまく活用しました。

租税法

租税法は苦手だったのでとにかく慣れようと思いテキストと問題集をひたすら繰り返しました。

選択科目(統計)

選択科目は2年目までは経営を選択していましたが暗記が苦手だったこともあり3年目は統計を選択しました。統計は今まで勉強したことがなくて慣れるまでは大変でしたが、統計の全般的な考え方をつかむとどんどんわかるようになるので私は選んで正解だったと思っています。また統計の比佐先生は質問に対していつもとても丁寧に返答くださって励みになりました。

メンタル面

ここからはメンタル面について書きたいと思います。私自身精神的に強い方ではなかったことから合格した今年以前の2年間はちょっとしたことで悩むこともありました。その経験から少し書かせてもらいます。
受験勉強で大切なことは1.自分を信じることと 2.モチベーションを維持することだと思います。

  1. 成績は勉強量に比例して伸びるわけではなくある日を境に急に伸びるものなので成績が伸びない時期が続くとつらいものですがそれでも続けると必ず結果はついてくるものです。ですから自分を信じて勉強を続けてください。
  2. 受験勉強は長期にわたるのでモチベーションを維持し続けるための自分なりの気分転換方法を見つけることも大事です。

特に1.はとても大事なことです。勉強がつらくなったらそのことを思い出して自分を奮い立たせてください。

本試験の対策としては、本試験はとても緊張するものなので模試などで場慣れすることも大事です。私は模試を複数受けていたので本試験にはとても落ち着いて望むことができました。また本試験では必ず分からない問題がでてきます。そのときは慌てずに「本試験に備えてしっかり勉強してきたのだから自分ができてない問題は周りの人たちもできてないはずだ」と割り切って解ける問題から確実に解答していくことが大事です。受験友達を作ることも大事です。勉強に関してもモチベーションを維持することに関しても彼らの助言にたくさん助けられました。いろいろ書かせていただきましたが私の勉強法が少しでも参考になれば幸いです。

最後にクレアール京都校のスタッフの皆様には長い間大変お世話になりました。また私の合格は家族をはじめ身近な人達の協力があってこそのものでした。ありがとうございました。

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