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【先輩訪問記】有限責任監査法人トーマツ 中澤 友佳さん

中澤 友佳さん

PROFILE
1986年生まれ、神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学 商学部卒業。2008年度公認会計士試験合格。

公認会計士を目指した理由

資格を持って働く母に大きな影響をうけました。
私が小学校の高学年から中学生の頃にかけて経済は不景気に陥っていました。バブルがはじけた頃で、ニュースでは連日、倒産やリストラの話題ばかり。子供ながらも、自分の父は大丈夫なのかと心配していました。そんな中でも母が悠然と構えている姿は今でも鮮明に記憶しています。

後になって母に当時のことを聞いてみたところ、母は薬剤師の資格を持っており、「いざとなったら、自分が家族を養っていける」という自信があったようです。出産を機に専業主婦となり、仕事を辞めて10年以上経過して当時40歳を超えていましたが、若い時分に努力して身に付けた専門知識を活かせば他の人ではできない仕事ができるという強みを持っていたからのようです。現在も薬剤師として働いており、何時しかこのように活き活きと働く母の姿に憧れるようになりました。また、組織や社会に必要とされる「何か」を自分も身につけたいと思うようになり、特に専門知識を身につけて働くことに魅力を感じるようになりました。

このような価値観を仕事に求めるようになったなか、以前から「会計」に興味があり、大学でも会計を学ぼうと考えていたこともあり、それであれば会計分野のプロフェッショナルを目指そうと思い「公認会計士」の勉強を始めました。

現在の業務内容と職場環境

有限責任監査法人トーマツに入社して2年目になり、国内企業の監査業務に従事しています。上場企業の監査は主に2社、任意監査が数社、特殊なところでは公益法人の監査や、英文財務諸表の作成支援業務等も担当してきました。
1つの企業に対して数人から数十人のチームを組んで監査行いますが、私が関与した監査チームは女性比率が1/3から半分程度で、監査法人や部門によって様々だと思いますが、少なくとも私は職場に女性が少ないと感じたことが今までありません。むしろ男女の違いを意識することは今まで全くなく仕事をしています。

監査業務で面白いなと感じることは多くの方と関わることができることです。

あらゆる業種の大小様々な会社を訪問し、そこで多くの方とお話しする機会があります。また、その企業の新入社員から取締役の方まで様々な役職の方と関わることもできます。普段は本社の経理部、財務部の方にお会いすることがほとんどですが、内部統制の検証等で地方の支店や営業所に伺って現場の様子を見せていただくこともあります。そこで、財務諸表の1つ1つの勘定科目の金額が、いろいろなプロセスを経て、多くの人がその中で携わって最終的な金額になっていくことがよくわかりました。

監査業務は金額の書いてある資料を眺めているだけではできません。企業の方とコミュニケーションをとり、会計処理やその企業のおかれている状況について直接聞くことの重要性も業務を通じて改めて認識しました。また、コミュニケーションを図ることは面白くも難しくもありますが、公認会計士として業務上においては必要な能力であると感じております。

その他に監査業務に携わることで、新聞等で自分の担当している企業の記事はもちろん、その業界のことや競合他社についての記事も親近感がわくようになりました。普段、買い物に行ったときでもクラインとの商品の売り場は見て回り、新商品、値段、競合他社の状況等観察してしまいます。企業の看板広告等をみて、「ここに確認状などを送ったことあるな」と思い出したり、この企業はどうやって棚卸行っているのだろうとか気になったりもします。間違いなく以前より興味を抱く対象物が増えました。身の回りにある1つ1つのことに目がとまり、小さな発見をしていくうちに外を出歩くのも好きになりました。

将来の目標

トーマツは非常に風通しのよい組織です。上司の方は私達スタッフの意見もよく聞いてくれますし、スタッフを育てることを重視する風土があります。周りに尊敬できる先輩はたくさんいますが、その中でも特に目標としている女性の先輩がいます。その方は監査チームのリーダーとしてチームを引っ張り、どんなに忙しくてもチームメンバーの仕事の進捗を気にかけ、フォローを欠かしません。時には怒られ、厳しい指摘を受けることもありますが、その一言一言を心に刻んできたことが自分にとっては大きな財産となっています。今はその女性の先輩に一人前として認めていただくことを目標に日々猛進しています。

その他に将来、仕事、家事、子育てを両立していきたいとも考えていますが、それを達成するにも時間管理が重要です。仕事の進め方等を工夫して時間内に決められたことを全て終わらせることができるよう心がけています。

これから受験を目指す方へのメッセージ

公認会計士の勉強を始める前に、公認会計士試験の理解を深めるため、合格者の合格体験記を一通り読みました。その際、公認会計士試験の学習が大変であることを認識し、当初はやり遂げられるか不安でいっぱいでした。それでも「生涯働き続けたい」「自分に付加価値をつけたい」という気持ちのほうが上回り、この資格に挑戦する決心をしました。簿記がいつまでたってもできるようにならなかった時期も、会計士として働きたいという一心でひたすら電卓をたたく日々を送りました。確かに勉強しなければならない範囲は広く、量も膨大で資格取得まである程度長い期間を要しますが、公認会計士試験の学習を通じて、地道に努力すれば自分のやりたいことが実現できるということを改めて実感することができ、自信にもつながりました。

トーマツには仕事と育児の両立を支援する体制が整っています。実際その制度を利用し、子育てをしながら仕事を続けている方もたくさんいます。女性であっても男性と同じように仕事ができることが公認会計士の大きな魅力です。最近はつくづくこの資格に出会うことができて本当によかったなと思います。
日々の小さな努力を積み上げていけば大きなことが実現できます。公認会計士試験はコツコツ頑張ればその努力が報われる試験です。現在勉強されている皆さんのなかには辛く感じている方もいらっしゃると思いますが、必ず努力が実る試験です。是非頑張って乗り越えていただきたいと思います。
またこれから学習を始めようという方は安心して学習を始めていただければと思います。諦めずに頑張れば必ず合格できる試験です。

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