働きながら短期合格
公認会計士を目指したきっかけ
公認会計士の資格は、難関国家資格の一つで、社会的地位の高さは魅力の一つです。また、公認会計士は資格の拡張性が非常に高く、合格後のキャリアパスが無限に存在するところに魅力を感じ、受験を志しました。
クレアールを選んだ理由
①社会人受験生に向いたカリキュラム
私は社会人受験生であり、働きながらの勉強であったので時間に制約がありました。クレアールのカリキュラムは、「非常識合格法」を筆頭とした、合格に必要な最低限のものが厳選されており、「効率重視」を掲げる私にとって、とても相性の良いものでした。
②講義内容の充実
私は会計士受験以前にクレアールの簿記講義を受講したことがありました。その時にクレアールの講義は、大学での講義などと比較して、とても丁寧でわかりやすいという印象を受けました。その印象もあり、「またクレアールの講義を受講したい」と思ったのが、クレアールを選んだ理由の1つです。
時期別学習法
＜基礎期＞
①計算科目
基礎期において、計算科目の勉強はとても重要です。その理由は、習得に時間を要する科目であるからです。ゆえに一朝一夕で身につくものではなく、演習を繰り返すことで初めて本試験での得点力が向上します。私は演習媒体として、クレアールの答練の問題を使用していました。特に重要度Aの問題に焦点を当てて、繰り返し解いていました。基礎期に計算力養成に注力できたことが、結果として論文式試験の一発合格につながったと感じています。
②理論科目
理論科目については、講義によるインプットがメインですが、早い段階で過去問題集を見てみることをオススメします。その理由は、過去問に触れることで、本試験ではどの様に問われるのかを知ることができ、インプットの効率が向上するからです。
＜直前期＞
試験本番が迫ってくると、だんだん不安になり、必要以上に手を広げたくなります。私自身も本番直前になって、不安からこれまでにやってなかった学習に手を付けてしまったときは失敗しました。ここでは、私自身の経験を踏まえて、おすすめの方法をお伝えできればと思います。
①高速回転用の教材をひたすら回す
私がこの方法をオススメする理由は、直前期において、やり方次第で特に理論科目の点数を飛躍的に向上させることができると感じたからです。私は短答の直前期では、クレアールの過去問題集を回転用教材として用いていました。テキスト・答練・過去問などの要点を網羅的に一つの媒体で回転できるようにしたかったので、過去問題集にその他の重要事項を書き込んでいました。直前期に入る前に、高速回転用の教材を決めて、網羅的に確認できるよう準備しておくことをオススメします。
②これまでの学習スタイルを大幅に変えない
直前期はとにかく精神状態が不安定で、なかなかポジティブになれません。答練の結果を受け止めることは重要ですが、必要以上に焦っては逆効果です。また、SNSなどから流れてくる情報にも要注意です。精神状態がネガティブになってしまうと、大切な直前期での勉強効率が下がってしまいます。本試験当日まで諦めずに、自分のやり方を信じてやり抜くのが一番良い方法かと思います。
クレアールで良かった点
①企業法講義
山本先生の企業法講義です。堅くて理解しがたいイメージのある法律学ですが、山本先生は噛み砕いて説明してくださいます。具体例を交えながら説明してくださるので、イメージがつかみやすかったです。おかげで企業法に対して苦手意識を持たずに済みました。この点はとてもありがたかったと感じています。また、山本先生は常々「小さなハードルを飛ぶことから始めるように」と仰っていました。小さなハードルを飛び続けているうちに、だんだんハードルを超えることが楽しくなっていって、少しずつ大きなハードルを飛べるようになるというお話は、受験全体を通してとても大切な教訓として実感することができました。
②簿記講義
山田先生の簿記講義はとても分かりやすく親しみやすい講義でした。また、答練の解説講義では「この問題は本試験で出題されたら絶対に取りたい」、「この問題は１回飛ばすべき」など本番での立ち回り方を教えて頂き、とても役立ちました。
河野上講師の簿記講義はイメージのつかみやすい講義でした。講義はさることながら、実務上やご自身の体験談などを交えた雑談はとても興味深かったです。難解な論点もスムーズにインプットをすることができました。
終わりに
未曽有のコロナ禍での勉強に苦労されている方も多いかと思います。私自身、受験勉強中はなかなか終わりが見えず、苦しんだ時期もありました。ですが今となっては、公認会計士試験に挑戦して本当に良かったと思っています。クレアールの講師の方々や事務局の方々、本当にありがとうございました！また、会計士受験生におかれましては、合格を心より祈願しております！
