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学習をはじめたばかりの人が気をつけること

公認会計士 森 大地

目次

簿記1級講座の教材は、全部で15冊

普段、公認会計士講座の受講生向けにYouTubeで勉強法や会計士の仕事について発信していますが、この度、簿記1級講座の受講生向けのTwitter発信も始めることになりました。準備に際して教材を頂いたところ、全2科目のテキスト・問題集・講義ノートの合計が15冊もありました。私もクレアールで簿記2級講座から受講していましたが、当時も簿記1級講座のボリュームに圧倒されました。同封されている「学習スタートブック」や「配信予定表」を読みながら理想的な学習計画を考えている時は楽しいものの、実際に学習をはじめてみると、思うようには進みません。特に私のようなコツコツと努力を積み重ねるのが苦手な性格の人はなおさら苦労しました。

学習計画のカギは、Aランク集中

資格学習のゴールは、資格試験合格に必要な知識レベルを習得すること、すなわち試験範囲の基礎論点(Aランク)を本試験で100%正答する力と、Aランク論点が複数組み合わさった複雑な問題(Bランク問題)、あるいはAランクプラスアルファの知識レベル(Bランク論点)を50%得点する力をつけることです。合格に必要なのは、難しい論点の理解・暗記、複雑な問題の読解・回答することではなく、いかに膨大な試験範囲の基礎論点を網羅できたかです。

学習をはじめたばかりの人は、分量の多い教材の隅から隅までを習得しなければならないのかと不安に思う方が多いと思いますが、「Aランク集中」で合格を目指すうえでは不要です。特に、講義を初めて聞く各単元の1回目の学習では、「講義の中で絶対に抑えるべきAランクはどこか」という視点が非常に重要です。最初はあまり先を考えず、1つ1つの単元で各単元のAランクを中心に「重要なところから勉強する」という習慣をつけていきましょう。

問題演習が主、テキストは従

Aランク知識を網羅的に習得するためには、記憶の定着がポイントです。効率的な記憶の定着を図るには、アウトプット重視、すなわち問題演習中心の学習が必要です。特に簿記検定では昔からアウトプット重視が徹底されており、問題集を2,3周解いたうえで、さらに過去問も何年か分を同じく2,3周するというのが王道です。簿記に限らず、会計士試験の理論系科目(会計学と管理会計の理論部分、企業法、監査論)でも、問題集と過去問を中心としたアウトプット重視が王道になっています。

テキストは、学習計画の時期によって役割が異なります。学習初期は、講義を聞きながらテキストの内容を理解します。ただし、講義を聞いただけでは合格レベルに到達しません。講義の内容をベースとして、問題演習で力を鍛えていくのです。いわば、学習計画においてのメインは問題演習であり、テキストはその補助という役割です。

次にテキストが活躍するのは、問題演習を繰り返している時期です。問題演習でつまづいた部分、どうしても苦手な部分はテキストに立ち返る必要があります。その際、気づいた点や重要だと思う点などを、テキストに書き込んでいきましょう。苦手論点は何度もテキストを見返します。自分に足りない知識をその都度記載していくことで、テキストが自分にとって必要な情報を効率的に復習できる教材に進化します。

最後にテキストが活躍する場面は、直前期です。問題演習の時期に「効率的な復習教材」に進化させたテキストには、講義で聞いた内容に加えて、答練や過去問で問われるような実践的な知識も含まれています。このテキストを直前期に読み込むことで、問題演習で培った細切れの知識が体系的な理解として束なり、記憶の定着がさらに強固になるイメージです。

完璧な学習計画より、軌道修正の繰り返し

公認会計士試験のような合格まで2~4年程度要する難関試験では、学習期間が長いため「いつ、何をやるか」の裁量が非常に大きいです。裁量が大きいということは、「成績の格差」が広がりやすいということです。正しい学習法を実践している人は、期間に比例して成績が向上し、それをモチベーションにさらに勉強量が安定します。間違った学習法を実践している人は、成績が向上せずモチベーションが下がり、勉強量が不安定になります。悪循環に陥っている人は、学習法が間違っている可能性が極めて高いです。学習でスランプを感じたら、モチベーションを疑う前に学習法を見直しましょう。

正しい学習法を早く実践できるようになるためのキーワードは、「軌道修正」です。難関試験の合格者でも、当初の学習計画を最初から最後まで貫徹した人はごく稀です。ほとんどは一定期間の学習を振り返り、反省をし、改善する、という軌道修正を繰り返した結果、ある時期から自分にとっての「正しい学習法」を確立し、成績を伸ばしています。「Aランク集中」「アウトプット重視」「軌道修正」の3つのキーワードを中心に、合格に最短距離の学習計画を目指しましょう。

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