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結果より、成長を大切にしよう

公認会計士試験合格者 森 大地

モチベーションに悩む理由

やらなきゃいけないのに、やりたくない。やりたいのに、できない。こうした心の葛藤は、資格学習に限らず、誰もが日常で経験していることでしょう。同じ自分でも、その壁を乗り越えられるときと、できないときがありますが、その差はどこにあるのでしょう。この差にこそ、モチベーションの悩みを解決するヒントが隠れているのではないかと私は考えています。

人生の使命は、魂を磨くこと

私は、特定の宗教の信仰はありませんが、太陽を中心として自然に対し感謝と畏怖の念を抱くこと(神道的な考え方)と、輪廻転生する人生の一部分を生きているという死生観(仏教的な考え方)を大切にしています。この考え方に基づくと、いま生きている自分の人生というのは、神様から与えられたほんの僅かな期間の借り物であり、次の人生(来世)に進むための試練と捉えることができます。

魂の修行は、楽しい

人は皆、未熟です。大人と呼ばれる年齢になっても、向上する余地がある限りいつまでも未熟です。このように書くと、人生がとても辛く厳しいものに思えるかもしれません。でも、本来、魂の修行は楽しいものです。魂の修行とは、できなかったことが、できるようになることです。公認会計士を目指すとき、ほとんどの人が簿記2級以下の知識しかありません。そこから2年、3年と試験勉強をして公認会計士試験に合格し、さらに5年、10年と実務を積み重ねていくにつれて専門業務に幅や深みが出てきます。ここまで来ると、仕事の成果だけでなく、後輩や後に続く会計士志望者に対しても大きな影響力を持つでしょう。最初は自分の人生のためとはじめた会計士試験、一人孤独な努力の日々だったとしても、その先にはたくさんの人たちいて、その人たちのために自分の力を使えるようになります。自分のための努力が、いつの間にか自分以外の誰かのための努力になるのです。

成長を目標にする

冒頭の「やらなきゃいけないのに、やりたくない。やりたいのに、できない。」という心の葛藤の答えはどこにあるのでしょう。私はシンプルに、「今日、やること」を究極目標にすることだと思います。資格試験では、長期の学習計画があります。合格という最終目標に向かって、期間ごと、単元ごとに計画をしていくものです。当然、そうした長期計画は合格に不可欠です。どんなに努力をしても、その方向性が間違っていたらいつまでも成果は出ないからです。それでも私が「今日、やること」を何よりも大切にしたいと思うのは、今日の頑張りの積み重ねこそ、人生の成長だと思うからです。何も大それた話ではありません。朝、10分早起きできた、いつもより仕事に集中できた、帰ってから少しだけ勉強ができた。一つ一つは小さくても、1日、1週間、1ヶ月、1年と続けていけば、必ず何らかの形で目に見える成果になるはずです。迷ったときこそ、シンプルに。目の前の一歩を大切にしていきましょう。

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