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「理想」があるから、現実がある

公認会計士 森 大地

目次

理想と現実

叶わない理想や目標の多くは、それを本当に望んでいなかったことが原因だと思います。「年収〇〇万円以上」を理想として恋人を探す人も、本当の理想は「穏やかで安定した幸せ」だったりします。「〇〇歳で最年少マネージャーとして昇進する」と意気込んで働く人も、本当の理想は「人の役に立ち、認められたい」ことにあるかもしれません。ぱっと思いつく理想の裏側には、自分の人生で求めているもの、足りないと感じているものの多くが潜んでいます。理想の裏側を深堀りすると、「幸せになりたい」「認められたい」といった、意外にもシンプルな感情に結びつくのではないでしょうか。

 

「人の役に立ちたい」が、原点

大学時代、小中高と続けていた野球を続けようと思い、友人の誘いで体同連(体育同好会連合会)硬式野球部に入りました。体同連は、プロに行くような「体育会」の部活と、一般的なサークルの間のような存在で、プロ入りを目指すような実力はないけど真剣にスポーツをやりたいという学生が集まる団体です。高校まで補欠だった私も大学のサークルレベルなら試合に出れると思っていたのですが、先輩には甲子園出場者がいるなど、意外にも体同連硬式野球部のレベルはかなりのものでした。

体同連硬式野球部最終年度の3年次、同級生が主力メンバーとして体同連6大学リーグ戦に切磋琢磨する中、唯一、ほとんど試合に出ない私は無力感に苛まれていました。試合に出られなくても、何でもいいからチームに貢献できることはないかと悩んだ結果、役員として担当していたホームページ作成で、チームの士気を向上させようと考えました。これまでのホームページでは簡単なプロフィールや写真を掲載しているだけでしたが、私の年からは試合日程・結果や、個人成績の詳細を開示しました。単なる成績開示に留まらず、様々な指標を算出し、ホームページを各選手のデータ分析ツールにすることを目指しました。

詳細な個人成績を算出するためには、毎試合のスコアブックに基づきデータ入力を行い、重要性の高い指標(打率、出塁率、防御率のほか、OPS、QSなど)を調べ、限られたホームページのスペースで最大限、選手の価値がわかるよう意識しました。ホームページのレイアウトも、多くの人に見てもらえるように見やすさを追求しました。残念ながらリーグ優勝は成し遂げられませんでしたが、リーグ戦の期間中はホームページの成績がいつも話題に上がり、年度末に行った納会で行った個人成績の表彰式は、非常に盛り上がりました。選手として戦力になれなかった悔しさは最後までありましたが、少しでも自分の存在がチームにプラスになればと続けた活動が評価されたことは嬉しかったです。

 

理想は、一流になること

大学時代の経験から、目立たない裏方でも良いから自分の力を発揮して人の役に立ちたいという思いが強まりました。現在、従事している会計監査業務も、世間から見たら裏方の仕事だと思います。裏方の仕事でもその先には必ず人がいて、仕事の成果によってその人たちを喜ばせることができます。毎月クレアールで配信しているこちらのコラムも、自分の文章を通じて資格試験に挑戦する受講生の背中を後押しできることに、やりがいを感じています。自分の実力を磨けば磨くほど人に役立つことができる世界は、私にとって魅力的です。だから、今の私の理想は、一流になることです。

一流の職業人として、一人でも多くの人を喜ばせる存在になりたい、そのために努力を尽くしたい。その過程において、一流の人間力を身につけたい。現状は会計監査、執筆業ともにまだ5年程度の経験で、現実は理想からほど遠いです。でも、その理想があるから、会計監査業務の品質向上に向けて、現場レベルの小さな改善作業から真剣に取り組めるし、コラムの意義を高めるために、日常のあらゆる体験から学びを得ようとする姿勢を続けられています。私にとっての理想とは、現実のレベルを引き上げるために必要な道具であり、道しるべです。

 

理想があるから、現実がある

「理想が高い人」を見て、あなたはどんな感情を抱きますか。強欲な人、高望みな人、自意識過剰な人。多くはネガティブな印象ではないかと思います。でも、その高い理想の根底に、「幸せになりたい」「認められたい」といった誰もが抱く普遍的な感情が隠れていることは少なくありません。価値観の多様化が叫ばれて久しい現代でも、人と人との間に生まれる感情に大きな変化はないのかもしれません。

そう考えると、「理想が高い人」もそうでない人も、言葉にしているかどうかの違いで根本の思いは同じと言えるのではないでしょうか。皆、幸せになりたいし、認められたい。その手段として、「理想」という言葉で具体化している人が「理想が高い人」なのです。せっかくなら、堂々と「理想」を掲げてみませんか。貪欲に「理想」を追い続け、本当に大切なものに近づく努力をしてみませんか。

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