目次
貿易実務検定試験
国際物流の業務を円滑に進めるための専門知識を問う資格「貿易実務検定」が、平成10年からスタートしました。貿易業界で働く人の貿易実務能力・知識を客観的に判定する唯一の検定試験として、注目されています。貿易実務検定の知識は、直接通関業務に携わって通関士をサポートする時や、売買契約や商品の保険加入時に必要です。さらには、貿易英語も身に付けられるため、輸出入に関わるあらゆる業務に役立ちます。通関士を目指す人が併せて取得すれば、将来への大きな足がかりとなるでしょう。
貿易業界の仕組み(輸入の場合)

ミニミニ用語集
通関とは
外国から入ってきた貨物は一旦、保税地域に入れられる。税関に輸入申告をして検査を受け、関税を納め許可がおりる。その一連の流れを「通関」という。
通関業者とは
通関業務を一手に引き受けているのが通関業者。専業で行っているところはあまりなく、倉庫会社や陸上・港湾・海上・航空の運送会社が兼業で営んでいるケースがほとんど。
保税地域とは
海外から到着した貨物を通関手続きなどをする間、関税や消費税を課税しないで一時的に保管しておく場所のこと。保税蔵置場、保税工場、保税展示場等がある。
通関業法とは
通関業の仕事をする上で最も基本的な法律。通関業務の定義、通関業の許可や営業区域、通関士の資格や義務などが定められている。試験科目のひとつでもある。