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クレジットカードについて考える

クレアールスタッフ金融経済研究チーム

本日は皆さんにクレジットカードについてお話をさせていただければと思います。
現在はクレジットカードによる決済も当たり前のように使われており、社会人の方はもちろん学生の方も財布の中に1枚はカードが入っているという方も多いのではないかと思います。

特に現在では東京オリンピックに向けて「キャッシュレス(決済)の推進化」が行われているかと思います。キャッシュレスというと「〜pay」のイメージがどうしても強いかとは思いますが、当然クレジットカードもこのキャッシュレス決済の一部といえます。

目次

1 クレジットカードの誕生

まずこのクレジットカードはどのように誕生していったのでしょうか。
クレジットカードは今から約110年ほど前にアメリカで誕生したと言われています。
実は当時のアメリカは従来の日本のようにその場で現金を支払ういわば「現金主義」による決済ではなく、小切手での支払いが一般的でした(簿記を学習された方は小切手のイメージがお判りかと思います)。昔のアメリカ映画等を観ますと普通に小切手で支払うシーンがたまに登場します。
この小切手が個人の支払い手段として利用されていて、それが進化・発展をしていって誕生したのがクレジットカードといえます(そのためかクレジットカードでの期日での決済も小切手による場合もあるそうです)。

2 日本でのクレジットカードの歴史

では、日本ではどのようにクレジットカード導入・発展していったのでしょうか。
日本で一番最初にクレジットカードを発行したのは、1961年に日本交通公社(現JTB)と富士銀行(現みずほ銀行)が合弁にて設立した「日本ダイナースクラブ」といわれています。

この時期は、実は現在と同じように、1964年に開催された東京オリンピックに備える形で、海外からの渡航者を主に対象にし、いわば「1960年代版キャッシュレスの推進化」のもと、従来の現金主義と並ぶ新たな決済手段として導入されたものといえるのはないかと思いまます。時代は違えども、同じ潮流のもと導入が推進されたといえるでしょう。

ただ、日本にも全くこのような販売方法がなかったというわけではなく、クレジットカードという概念はありませんが明治から大正にかけて、月賦百貨店という小売店の業態で、「信用売り」(簿記でいうところの掛け売りですね)という形で行われていました。

ただこれは、小売店側と顧客側という二者間で行われていたもので、現在のようなカードホルダー(消費者)、加盟店、カード会社という三者間の業態ではありませんでした。この点が現在のクレジットカードとの大きな相違といえるのではないかと思います。クレジットカードの導入は、このような掛け売りの業態をよりシステマティックに発展させる役割を果たしたと考えることができるかかと思います。

では、次に、このクレジットカードの役割(メリット)はどのようなものが考えられるでしょうか。先に述べました、三者間のそれぞれの立場から考えてみます。

3 クレジットカードの役割(メリット)

① カードホルダー(消費者)にとってのクレジットカード

消費者にとっては、従来の現金主義での消費に比べ、現金を持ち歩かなくても買い物ができる点、またその手持ちの現金を超える以上の買い物をすることができるというメリットがあります。また後日一括払いとすることでその消費時期と支払時期をずらすことが可能になります(これを期限の利益といいます)。すなわち現在銀行残額を含め支払い資金を保有していなくとも決済時までに調達しておけばいい、という時間の猶予が得られるわけです。

さらに、比較的多額の消費をした場合において分割払いやリボルディング払いを選択することで1回あたりの支出額を減額できるため、手持ちの貯蓄を減らすことを回避できるというメリットもあります(これを家計支出の平準化といいます)。

② 加盟店にとってのクレジットカード

店側がクレジットカードの加盟店になるのはまずは販売促進の機能があるから、と考えられます。すなわち、①でお話したように消費者は自己の手持ち資金を超えた消費ができるため、現金主義での販売と比較して販売単価を上昇させることができます。また(少々耳の痛い話ですが)いわゆる衝動買いをさせる機会を与えられるという点もメリットかと思います。

またこれらに加え、従来の月賦百貨店のような二者間取引の場合には、回収も店側が行う必要があったため貸し倒れのリスクを負う必要がある、販売から入金までのタイムラグに必要な運転資金の調達が必要になる、といったデメリットもありました。しかし加盟店側に加盟手数料を支払うことにより、これらのリスクをカード会社が負担してくれるという大きな金融機能も担っています。

すなわち本来であれば加盟店にとっては売上のすべてが現金で即日入金されることが一番望ましいことではあるのですが、カード会社に手数料を払ってもそれ以上の効果があるために、手数料を払うことに合意し加盟店になるのです。

③ カード会社にとってのクレジットカード

カード会社のクレジットカード機能から得られる収益としては、顧客からの年会費、分割払いやリボルディング払いから得られる金利(利息)、加盟店からの売上金額に応じた手数料、といったものがあります。これらを収益源として会社を存続させていくことを目的としています。

ただ、最近は、カードホルダーが一括払いを選択することも多く、また加盟店からの手数料も年々減少傾向にあることから、ショッピングサービスよりもキャッシングサービスの方に重点を置いているといわれているようです。

4 最後に

このように、クレジットカードはそれぞれにとって大きなメリットがあるサービスですが、特に我々消費者にとっては「短期的な消費拡大にはなるが最終的には家計内での支出に収まる」ということを理解しておく必要があるかと思います。

これを意識しておかないと、無駄な支出や無計画な支出により、その結果家計のバランスの崩壊に繋がりかねないことは意識しておくべきでしょう。

参考文献
日経文庫 水上宏明著 「クレジットカードの知識」
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