勉強で工夫した点
- 河野上
- ほかに教材とか講義とか、カリキュラムとは関係ないところで、ご自身が気を付けられた点はありますか?「私はこういう勉強を貫きました」というのがあればお聞かせください。
- 小林
- 私は、朝できるだけ早く起きて会社に出勤して、まだ社員が出社しないうちに1時間ぐらい勉強をやりました。それプラス、やはり忙しくても退社後自習室は使っていました。一度家に帰って、スーツを脱いで、お風呂に入って、そのあとに勉強しようとなると、ちょっと寝てしまったりするので。仕事帰りでスーツを着て、疲れた状態ですけれども自習室に行きました。自習室には税理士受講者以外にもいろいろな方がいて、みんな勉強をしているので、自分も頑張らなくちゃということで、刺激になりました。
- 河野上
- 通信の方は、クレアールに行ける方ばかりではないですけれども、私もお勧めしたいのは、なるべく人の目のあるところで勉強することです。「やらなきゃ」という気持ちになるので、それは図書館でも喫茶店でもいいと思います。誰かいるところでとにかく30分でもやって帰るとか、そういう癖は付けたほうがいいと思います。 雨宮さんは、超朝型でしたよね。
- 雨宮
- 超朝型。はい(笑)。
- 河野上
- 何時起きですか?
- 雨宮
- 3時です。
- 河野上
- 朝の3時? 理由があるんですよね。
- 雨宮
- どうしても子どもを寝かしつけているときに一緒に寝てしまうので。もう、そこで自分を責めてもしょうがないし、「じゃあいいや、寝てしまったら早く起きればいい」と思って。土日とか平日とかは関係なく3時に起きて6時までやります。土日は、子どもが出かけることもないですから、プラス1時間、2時間だったりということもあります。
- 河野上
- 春名さんはこだわっていたところとかありましたか?
- 春名
- 私も基本的に朝型でした。大体4時~6時ぐらいまで。最初、何だかんだ言っても勉強時間の確保は重要だと思っていたので、何時間やったかをカウントしていたんですが伸び悩んで、このまま普通の生活の中に勉強時間を割り込ませようとしても増えないなと思ったんで。朝起きれば、早く起きた部分だけは確実に、今までプラス朝やった分になるから勉強時間アップだと思って。それで朝型に切り替えました。
- 河野上
- 次にどういうかたちで勉強されたかという具体的な方法論の話になりますけれども。皆さん特にサブノートとか作られましたか?
- 小林
- サブノートに関しては、私は特段作っていなく、逆に理論で言うと、答練に出た理論の問題を縮小コピーして、それを束にして、毎日通勤時間とかで読んでいました。計算でいいますと、毎週毎週テーマを決めて、答練を解いていました。というのは、一応解いた答練の内容を手帳にメモをしていて、それでできなかった部分というのを棚卸しするんです。次の週は重点的に勉強するのは、これと、これと決めて、その問題が含まれている答練を解くようにして、弱点をなくす努力をしていました。
- 河野上
- なるほど。いろいろ特別なものを作っているのではなくて、答練のコピーで回していた。非常に一番誰もができる簡単な勉強ですね。 高島さんは、サブノートみたいなものは作られましたか?
- 高島
- 私は、覚えるものは単語カードと昔からずっと自分のスタイルを決めているので、講義中にアンダーライン引いたところをカードにまとめるのです。何々とは何かと自分で質問を勝手に書いて、裏側に答えを書いて。そういうスタイルで全部まとめるのですけれども、まとめるときにやはり考えるので、それで理解をしながらまとめたものを自分で持ち歩くようにしていました。 あとはやはり答練のコピーを全部まとめて、直前期にはそれを一つの参考書みたいにして持ち歩いていました。基準の穴埋めも全部答練の穴埋めでやるような感じなので。
- 河野上
- なるほど。雨宮さんは何か作っていましたか?
- 雨宮
- 私は理論に関しては、最初はテキストのマーカー部分をカードに書き出したりしてやっていたのですけれども、それだと全然覚えられなくて。 サブノートの作り方がわからないみたいな状況で、そのときに先生が、「答練をまとめていくだけでも理論集になるよ」と言ったことをそのまま「そうか」と思って、答練を縮小コピーして理論集に貼り付けていきました。 理論はそういう形でサブノートを作って、計算に関しては基礎答練を繰り返し解いていく中で、どこでどう間違えたかを書き出したり、どうしても苦手な部分というのは問題を切り取って間違えノートみたいな感じで作って、それを見直したり、間違いの多い分野に関しては、それを重点的に解き直したりということを心掛けました。
- 河野上
- 春名さんは何か作りましたか?
- 春名
- 理論に関しては、答練の縮小コピーと...。あとは、自分でまとめた資料を作りました。
- 河野上
- カード派の人もいれば、縮小コピー派もいたり、理論集に貼り付けたりと決まったかたちはないわけですが、皆さんそれぞれ工夫されていたということですね。 皆さん時間がない方なんですから、あえて作れとは言わないのですけれども、最低限縮小コピーで済む部分だったり、貼り付ければいい部分だったらぜひやってもらいたいです。そういう工夫をしないとやはり勉強はできないですから。やはりゴールは、理論で言えば直前の本番最後の1時間までに覚えきれていることなのです。 そこまで結局行けるか行けないかですから、回すということはすごく大事だと思うのです。そこの訓練ができた方は自然と身に付いていたのだと思います。
- 河野上
- もう一つ教えていただきたいのは答練です。クレアールはアウトプットが非常に多い学校なので、やはり回転させるという意味では、時間がない中で、皆さん応用答練、直前答練をどれぐらい復習されたのかなと思っています。よかったら何回ぐらい復習したか教えていただきたいのですけれども。 小林さんはどれぐらい復習されましたか?
- 小林
- 最低5回は解きました。
- 河野上
- それは応用答練ですね。
- 小林
- そうです。
- 河野上
- 高島さんは?
- 高島
- 多分ものによりますけれども、3回ぐらいです。
- 河野上
- 平均すると3回ぐらいですか。応用答練ですか?
- 高島
- 応用答練と直前答練もです。
- 河野上
- 雨宮さんは?
- 雨宮
- 私も平均すると3回か4回。
- 河野上
- 3回~4回ぐらいですか。春名さんは何回ぐらいですか?
- 春名
- 応用答練は、7回です。
- 河野上
- 7回。言われたとおり。
- 春名
- はい(笑)。直前は3回ぐらいです。
- 河野上
- サブノートの話も、答練の話もそうですけれども、渡して1回ぽっきり解いたきりみたいなかたちではないということですね。復習を何回かやっている上で得るものというのはありましたか。特に春名さんは、7回やって何か見えましたか?
- 春名
- やはり「7回やったんだ」というのは、自分の勝手な自信になりました。
- 河野上
- なるほど。小林さん、5回という目安はあったのですか?
- 小林
- 結果的に平均5回になったということですね。もちろん苦手なものに関しては7回ぐらいは解きました。
- 河野上
- では、最後の質問になりますけれども、皆さん講義自体はどうでしたか。講師本人の前で言いづらいかもしれないですけれども。楽しかったですか?
- 小林
- 非常に楽しく拝聴していました。もちろん授業のわかりやすさ。どんな難しい論点にも板書で図にしてわかりやすく解説していただきますので、それはとても助かりました。 あと、先生はよく雑談と言うのですけれども、雑談がユニークな話もあれば、結構考えさせられる話もあって、それは勉強へのモチベーションにかなりつながっている部分がありましたので、とても有意義に講義を受けることができました。
- 河野上
- そうですね。休憩の合間、合間で最初に雑談から入る回数が多いですね。皆さん日ごろあまり気にされないニュースだとか、新聞記事とかの話をしたことが多かったと思いますし、あと仕事の話もしたと思います。 そこで社会人として皆さんどういう意見をお持ちなのか、皆さんがどう感じていらっしゃったのかすごく興味ありますが、別に無駄にはならなかったということですか。
- 小林
- はい、非常に楽しく。
- 河野上
- そうですか。それは良かった。高島さんは講義どうでしたか。
- 高島
- 私も楽しかったです。苦しかったですけれども。
- 河野上
- 勉強は苦しかったけど、講義は楽しかった。
- 高島
- 講義がもう本当に楽しくて、気が付いたら本試験になっていて、「あ、もう先生の講義終わっちゃった」って...。
- 河野上
- 雨宮さんはどうでしたか。毎朝3時からお目にかかっていたようですけれども。
- 雨宮
- 毎回楽しく聞くことができました。
- 河野上
- ありがとうございました。
- 河野上
- それでは最後ですが、今から勉強を始める方々に対するアドバイスで、自分がやって良かったこととか、自分がやって失敗したこと、これはやらないほうがいいですよ、ということを含めた上でのアドバイスをぜひしていだけるとありがたいと思うのですが。
- 小林
- ライブの方がいい方や、通信の方がいい方、それぞれあると思いますが、できる限り答練は、ライブで受けたほうがいいと思います。やはりみんなが解いている中で、解くという緊張感に慣れておいたほうがいいと思うし。私が受けたときには、平日答練を受けられない人のために日曜コースがありました。
- 河野上
- では、高島さんアドバイスをお願いします。
- 高島
- あまりマニアックなことにこだわるよりは、そんな時間があるのだったら基礎力のミスをしない、絶対的な基礎力を確実にするのが、合格の近道になるのではないかと思います。 結局自分が解答できたところを見たところ、本当に各項目の基本的なところを拾っていっただけだったので、難しいことは本当にできなかったんです。これで合格できたので結局それで良かったということですね。
- 河野上
- そうですね。では、雨宮さんアドバイスをお願いします。
- 雨宮
- 通信で受けられている方がたくさんいると思うのですけれども、私も直前期は答練をライブで受けました。教室で答練を受けるというのは本当に有効だったなと思うし、一人で受けているのと違うし、一緒に頑張っている人もいるということで逆に刺激にもなります。クレアールの通信生でも答練が教室で受けられるシステムはすごくいいなと思いました。
- 河野上
- そうですね。通信の方もできれば公開模試だけでもいいので、大勢の人の中で受けていただきたいなと私も思います。 では、春名さんお願いします。
- 春名
- 計算についてですが、やはり下書き用紙を解き直しのたびに見直して、いかに少ない下書きで高い正答率に早く持っていくかというのを考えることが大切かなと思っています。 理論はとにかく、メモ用紙1枚でも何でもいいから、常に持っているようにというのを心掛けていました。会社の引き出しを開けると中にチラッと入っていたり、ポケットやカバンの中に何かが入っていたり。そういう感じで、小さな時間も無駄にしないようにしました。
- 河野上
- すばらしいですね。本日の座談会にご参加していただいた皆様は通信の方もいればライブの方もいますし、いろいろな職業に就かれている、あるいは時間的な制約もあって環境がそれぞれ違います。これから合格を目指す方々には、お話を聞かれて参考になるようなことがあればぜひ参考にしていただいて、早く会計科目を2年以内に取っていただくということに尽きると思います。 皆様から大変貴重なご意見をいただくことができまして、2009年度の簿財アドバンスの合格座談会を終わりにしたいと思います。皆さんどうもありがとうございました。




