中小企業診断士 資格合格クレアール
【2008年中小企業診断士合格体験記】小川 能寛 さん

小川 能寛 さん  (会社員)

【学習校舎】 クレアールアカデミー渋谷校
【学習スタイル】 個別DVDクラス
【受講コース】 1次・2次セパレート合格コース
【受験回数】  2回

問題を繰り返し解き、"楽観的に継続"すること。

中小企業診断士を目指した理由

受験の検討を始めた頃は、業務上の必要性があり簿記2級の学習をしていて、学習の時間が日常生活の中に組み込まれていました。受験後、その習慣を失うのはもったいないという気持ちから、いくつかの資格・検定等の中で、中小企業診断士を選択しました。
背景として、勤務先の事業環境が大きく変化し、長年収益の柱であった事業が急縮小、新規事業が急拡大し従来とは異なる事業分野や環境に立ち向かうことが求められるようになってきていたこと。そして、そのような背景のもとで、中小企業診断士の各科目が、自分の仕事の幅を広げ、質を高めるのに無駄がない、と考えたからです。

クレアールを選んだ理由

通学が便利という観点で数校をリストアップし、最終的にテキスト・問題集が他校と比べ圧倒的に薄かったクレアールを選択しました。働きながら限られた時間での学習なので、重要な論点に絞り、繰り返し学習することが有効ではないかと考えたからです。
また、講義DVDが最初から付いていて「自己ペース」で学習が進められることも、働きながらの学習にメリットがあると考えました。実際、自宅で1.5-2倍速で効率的に必要な箇所を繰り返し視聴することができ、理解を深めることができました。受講料が他校と比べ安かったことも、クレアールを選んだ理由です。

合格へのプラン

中小企業診断士の1次試験は、約1,000時間の学習時間が必要といわれています。合格体験記を見ると、500時間から3,000時間まで様々な体験例が示されています。私の場合は、受験の申し込みはしたものの、事実上2007年6月の簿記2級の試験後から学習に着手したので、その年は「経営法務」のみバタバタと準備し受験。2008年に向けては、「経営法務」以外の6科目を受験し合格するつもりで計画を立てました。1,000時間を目安とすると、準備にかけられる時間が全く不足する見通しでしたが、クレアールの講義計画を基準に、直前期の総復習期間を除いて、各科目に期間を按分して計画を立てました。ゴールを見据えた事前の計画の立案は重要です。実際のところかなり計画との差異は生じましたが、大崩れすることなく試験準備ができたのは、事前の計画と、計画と実績の振り返りが功を奏したと思っています。

1次試験対策について

やめずに続けること。これに尽きると思います。
1次試験の合格率は、科目によって20-30%とされていますが、合格率以前に、試験場まで辿りつかないで途中でやめてしまう学習者が数多く存在するのではないでしょうか。中小企業診断士の学習は範囲が広いので、全く初めて目にする論点も数多く存在します。完璧主義で学習すると行き詰ります。問題に繰り返しあたり、解けるようになったら本当に理解したかどうかは、ともかく理解したとみなし、楽観的に継続することが重要だと考えます。
次は、学習の記録をつけること。人によって、それまでの実務経験・学習経験から得手不得手があると思います。得意科目はどんどん進むのでやりすぎたり、逆に油断して解けるレベルまでの学習が不十分になってしまったり、一方不得意科目は、嫌でやらなかったり、心配しすぎてやり過ぎたり。私は、問題集に学習した日付と解けたかどうかの記録をつけ、バランスを失わないように工夫しました。更に直前期は、過去問題や模擬試験などで得点力を測り、最低限足切りを回避するための強化対策を行いました。具体的には「経済学・経済政策」と「中小企業経営・中小企業政策」が、その時点での弱点科目だったので、出題傾向からいくつかの論点にヤマを張り、重点学習範囲は、出題されたら確実に得点できるように準備を行いました。
試験対策全般を通して科目別に少し申し添えると、「企業経営理論」「運営管理」は、早い段階でクレアールの2次試験対策のテキストと知識問題対策を通読することをお勧めします。マークシートで正解(または誤り)を選択するのと、記述するのでは、到達レベルにかなり差があります。あくまで、2次試験合格が最終ゴールですので、総合的に学習効率を向上させるための有効な方法だと思います。私の場合は後述しますが、1次試験までは1次試験の学習しかしていなかったので、1次試験合格後に2次試験レベルまで持ち上げるのに苦労しました。
「中小企業経営・中小企業政策」は、直前期に模擬試験問題や予想問題を繰り返し解くこと。ほとんどの受験生にとってこの科目は、この試験にのみ必要な科目で、モチベーションを維持するのが難しい科目だと思います。ですが、出題範囲は限られていますし、その中での国の重点政策は何かということなので、高得点も不可能ではないと思います。そして、国の重点政策をストーリーの中で把握するには、「白書」を図表中心に読むことが効果的だと思います。
「経済学・経済政策」「経営情報システム」は、過去問題集中心のクレアール方式が効率的だと思います。
「財務・会計」は、手計算に慣れることが重要です。電卓やパソコンを使わずに計算することは、この学習以外に(私の場合は)ほとんどないので、繰り返し手計算を行うことで抵抗感やミスを少なくする必要があります。

2次試験対策について

クレアールの講座では、1次試験対策の合間に2次試験対策が組み込まれています。これから学習する人は、この2次試験対策を有効に活用されればよいと思います。私の場合は、「自己ペース」が過ぎて、1次試験が終わるまで、2次試験対策には全く手をつけていませんでした。7月になってから慌ててクレアールのスタッフの方に、2次試験対策の教材の手配をお願いしたような状況でした。
準備不足の中で心がけたのは、第一に過去問題を中心に繰り返し同じ問題に取り組むこと。2次試験は競争試験なので、より質の高い答案を作成する必要があります。答案の質を向上させるには、繰り返し解いて、読解と記述のテクニックを磨くことが重要と考えました。
次に、実際の試験を想定して訓練すること。1科目80分をどう使うか、1科目目から4科目目まで本番の1日をどう有効に過ごすか。2次試験を受験できるということは、野球に例えると「ランナーを3塁まで進めた状態」です。残塁することなく得点するために準備段階で、与件文の読み方、答案の書き方など、更には、休憩時間の過ごし方など、自分なりにいくつかの方法を試し、自分にとってベストな方法を確定させ、定着させることを心がけました。
訓練といえば、普段の生活で7ミリ四方のマスに決められた文字数で文章を書く場面は、まず存在しないと思います。2次試験では、それを高度なレベルで求められます。まずは、誤字・脱字を無くすこと、次に試験官が読みやすく理解されやすい答案を書くこと。基本的なことですが、十分な訓練が必要だと思います。

口述試験対策について

落ちる試験ではないとのことですが、2008年は受験者と合格者の人数に2名分差がありました。私も2次試験合格発表後、最低限の準備として、2次筆記試験の事例についての読み込みを行いました。実際の口述試験では、一般常識とも思えるような、2次筆記試験の事例と直接的には関係ないことも尋ねられ、少し驚きました。基本的に社会人であれば、過度に心配する必要はないと思います。

最後に

2次試験の前日、1年半に渡る試験準備の最終日を、とても充実した気持ちで迎えることができました。私の学習を支えてくださった、クレアールのスタッフや関係者の皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、私を暖かく見守ってくれた(放ったらかしにしてくれた)家族にも感謝しています。
このレポートが資格取得を検討中の方や勉強中の方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。


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