実務家インタビュー假谷 美香 さん
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特定社会保険労務士 假谷 美香〈グリーン社会保険労務士事務所 代表〉 愛媛県出身。中央大学商学部卒業。 |
社労士との出会い、受験のきっかけ
私は大学を卒業後、メーカーに就職して、2年ぐらいですぐに農業の道へ進みました。その後、昨今の温暖化の影響で、この道を断念しましたが、スキルがなく再就職に苦労しました。何か資格を取って自分で独立したいと思ったことが社労士を目指した理由の一つです。それから、農業時代に農業生産法人の立ち上げにかかわることがあって、その折、日本は社会保障が非常に手厚い国だけれど、農家や自営業の人には情報も回ってこないし、手厚い福祉の枠外にあるという印象を受けました。社労士という資格に出会ったのは、農業を辞めてからですが、その時の思いが最終的に社労士を目指そうと思ったきっかけになりました。
合格までの道のり、仕事と勉強の両立
私が社労士の勉強を始めたのは、某通信会社でオペレーターとして働いていた頃です。この仕事はシフト制勤務で時間もばらばら、土日も休みはありませんでした。せっかく予備校に申し込んでも、行けない日も結構ありました。そこで、普通の事務の仕事に転職をして、土日にきっちり休みを取り、予備校に通う時間を作りました。私は合格までに3回受験をしています。1年目は様子見感覚で受験。2年目は選択式で一点足りず不合格。3年目は選択式対策をメインに勉強をしました。社労士の試験は細かい条文にこだわりがちですが、この年にクレアールで北村先生に出会い、「法律の大枠をまず抑える」という勉強方法を教えていただいたことが、3年目に合格できた一番の理由だったと思います。
現在の仕事
社労士というと、社会保険の事務代行というイメージがあると思いますが、私のスタンスは、ご縁のあった会社のお悩みを何でもサポートしていくことです。通常の顧問業務や就業規則の作成、助成金の申請等に加え、プロコーチのスキルを活かして社長さんのコーチングや社内研修を行っています。また、最近特に力を入れている業務は、メンタルヘルス対策のコンサルタントです。働く環境が複雑化していることもあり、最近はメンタル面で悩んでいる従業員が増えています。精神疾患による労災認定も増えており、会社が対策をとることは急務と言えます。それらに対処すべく、企業でメンタルヘルスに関する研修をしたり、社員の現状を把握した上で、就業規則を改定し、労務管理の側面から対応しています。
これから社会保険労務士を目指す皆様へ
人々が多様な働き方を求めている今、企業が生き残こり大きく発展していくためには、従業員のモチベーションをアップさせるという問題を抜きにはできません。社労士の業務は、まさにその企業の人に関わる部分です。そして同時に、社労士の業務の範囲は、労務管理のコンサルタント、就業規則の作成、助成金の申請、人事制度の策定等、非常に多岐にわたっています。開業後は、多くの業務の中から自分にあった業務を選び、特化して行うことも可能です。企業の発展のためにアドバイスを行い、一緒に自分も成長していく、そんな社労士の業務に私は毎日やりがいと充実感を感じています。皆さんもぜひ一緒にこのすばらしい業界でがんばっていきましょう。これから社労士の目指す皆様に心からのエールを送ります。




