S.Aさん [最終合格先:川崎市(経験者行政区分)]

S.Aさん [最終合格先:川崎市(経験者行政区分)]

公務員を志したのは2016年1月初旬。試験までの準備期間、40歳(勉強開始時)という年齢を考えると不安な気持ちでいっぱいになったことを記憶しております。ですが、クレアールの窓口で相談したところ、力強く背中を押された心持ちになりました。それは「50代で合格される方もいる」ことを教えてもらったほか、試験日から逆算し「1日平均2時間の勉強で合格ラインまで達する」と具体的に数値化して前途を示して頂いた結果にほかなりません。教養科目の勉強に関しては、科目を数的処理と社会科学と時事問題のみに絞りました。また、市販の参考書などには手を出さず、WEB受講後に過去問フォーカスを何回も繰り返す形にこだわりました。特に最初の2?3か月は数的処理のみに費やしました。1度は理解したつもりになった問題でも、数週間後に同じ問題と出合ったときに再び解けない??。この繰り返しは精神的に堪えましたが、やればやるほど数字を操ったり、図形を別の視点から見る面白さなども芽生えてきました。この辺りはクレアールの教材、講師陣の質のなせる業ではないでしょうか。ただし、教養科目の学習に時間を割き過ぎたのは反省点でもあります。論文対策は、WEB講義の受講を5月頃から行ってはいましたが、実際に書き始めたのは試験の1月前くらいからでした。しかも書いた本数は6?7本程度。これは期間としても本数としても、危険水域級の短さ、少なさと反省しています。とはいえ、実際に論文としてのアウトプットまでは至らなくとも、様々な問題に関して「現状、問題点、解決作」等をノートに列挙する取り組みは行いました。これは役に立ったと自負しております。また練習としての論文執筆に関して、講師の方は「制限時間を設けて、必ずその時間内で書くように」とおっしゃっていましたが、私はあえて制限時間を気にせず、さらにはインターネットや資料を見ながら、自分なりの理想形に近づける意識での執筆を心がけました。アウトプットの練習ではなく、インプットの意識づけです。もちろん、その後に制限時間を設けアウトプットの練習をするのがベストではありますが、その時間がないときはノートに箇条書きする程度のアウトプットにとどまることもありました。それでも、インプットをより大事にしたのは良かったと思っております。面接対策としては、模擬面接を繰り返す中で何度も口述内容を練り直しました。そうするうち、面接官が考えるであろう「想定質問」が見えてくるようになりました。それからは、自問自答が最高の練習になりました。その段階まで引き上げて頂いた模擬面接に感謝です。ちなみに、公務員の心構えや様々な課題の解決作を考える際に「特別区職員ハンドブック」は大変役に立ちました。特別区を受けない方でも参考になるのではないでしょうか。実際に面接を受けて言える印象は…。「面接では、発表や論述ではなく会話をすることが重要」ということです。模擬面接を始めた当初は、事前に口述内容を覚えようと必死になっている自分がおりました。ですが模擬面接で見えてきた課題を自分なりに解決していくと、「要点やキーワードだけを押さえておいて、あとは聞かれたことに素直に答えればいい」という心境になれました。この心境に至った背景として、模擬面接の指導員の方が「よく圧迫面接とか言う人もいるが、それはツッコミが入るような回答をしたからそうなるだけ。ちゃんと答えれば圧迫面接などない」とおっしゃっていたことが大きく影響したことも付記させてください。なお、これはどの職種においても当てはまるかもしれませんが、私の職業は世間から「特殊」と思われがちだという認識がございました。そこで職務経験をアピールする際には、具体的な事象をいかに一般化できるかという点に主眼を置きESでの記述内容、面接での口述内容に反映させました。最後になりますが、やはり仕事をしながらの勉強はかなりの負担になりました。周囲から「最近、やせたよね」と言われたこともありました。勉強を始めた当初は「今年だめなら、また来年やろう」と思っていましたが、本気で勉強に取り組むうちに「こんな生活を2年も続けられない。今年だめならあきらめよう。1回勝負」と思うようにもなりました。だからこそ合格できたときは喜びもひとしおです。ちなみに、思うように勉強時間が取れなかったり、はかどらなかったりすることもございました。そのときは「できなかったことを悔やむより、少しでもできたことに目を向ける」「働きながら試験勉強をしている人は、みんな自分と同じ環境」と考えるようにしました。「くっそ?! 今日は30分しか勉強できなかった」と思いたくなる日は、「試験対策に1秒でも時間を使えたら、その分だけ合格に近づいた」と自分に言い聞かせました。以上、様々なことを羅列する形でまとまりに欠け恐縮ですが、私の合格体験記とさせてください。

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