公認会計士合格体験記「どうしたら合格できるか?」山鹿 真吾さん

山鹿 真吾さん

  • 成城大学 文芸学部 卒

公認会計士試験の受験にあたって、受験生が考えなければならないことは「どうしたら合格できるか?」という一点のみであると考えます。試験勉強のスタートを決意する前に、また勉強をしている期間中にもそれを考え続けながら、やるべきことに取り組むということが大切です。大変当たり前のことではありますが、意外とこれを忘れて、効果の上がらない勉強をダラダラしてしまうことがあります(実は私もそうでした)。 とはいえ、なんとか合格した私が、上記の問いについて意識していたのは唯一、「4000時間勉強する」ということです。これは最初に読んだ本に公認会計士試験合格までの勉強目安時間として書かれていたためです(資格試験対策の書籍には、勉強時間は個人差があるので、合格までの必要時間を気にすることはナンセンスだとする本もありますが、無意味な正論なので気にすることはないと思います。私の実感からも、みなさんは4000時間勉強すれば絶対に合格します)。 この「4000時間」というゴールを設定することは非常に重要だと思います。某マンガの○ンター試験のように、ゴールが見えない暗闇を走り続けることは現実には精神的にかなりキツイと思うからです。私はこの「4000時間」だけをたよりに、日々の勉強時間を記録して、ゴールまでの自分の位置を確認していました。 結果、6500時間超かかってしまいましたが、4000時間を越えたあたりで合格に必要な実力はついていた実感はあります。みなさんは4000時間で受かります(実際にはそれより短いかもしれないし、仮にそれより長くなったとしてもその先1000時間勉強することは苦ではありません)。 さて、そこで私はなぜそれほどまでに時間がかかってしまったのかを分析(反省)する必要があります。ゴールを設定するという考え方は、現在でも間違っていなかったと思います。問題は、そこからさらに具体的に「どうしたら合格できるか?」を突き詰めて考えなかったためです。つまり「戦略的に勉強する」意識が薄かったと思います。 「戦略的」とは、勉強時間のペース配分であり、また、勉強方法についてはまさに「非常識合格法」のマインドのことです。「非常識合格法」は受験生が常にマインドとして持つべき考え方だと思います。すなわち、過去問や模試を参考にして、自分にとって不足している知識はなにか?逆に、これ以上の努力は不要な論点はないか?等を考えて「ムダな努力をしない」ということです。そして、初学者にはその判断がつかないため、プロ中のプロの講師にお任せすることが最も合理的であると思います。私も当然、非常識合格法のカリキュラムにお世話になっていました。実感として、その本質は上述のような自己のマインドにあると思います。 いずれにせよ、これから試験に挑戦されるみなさんにおかれましては「どうしたら合格できるか?」という戦略的思考を常に忘れずに、また根気強く取り組むことで結果として短期間で合格を勝ち取ることができると思います。みなさんが短期間で合格されますようご祈念いたします。 それでは自身の反省と合格できた要因について分析してみましたので、下記の資料も参考にしてみてください。

目次

参考資料 勉強時間とペース配分

【考察】

  • 私自身が考える自分の勉強時間ペースとして、月間勉強時間200時間超は概ね3ヶ月が限界。それ以降はどうしてもペースが落ちる。
  • 月間勉強時間250時間は自分の中では相当キツイ。コンスタントに200時間をキープしたかった(できなかったけど)。
  • 一度目の論文式試験(2010年)で十分に合格できた。5月からの頑張りがきかなかったのが敗因か(実際、直前期かなり集中力が切れてた)。
  • 2011年度(合格年度)も試験前3ヶ月は前年度とほぼ同じ形のグラフを描いているが、すべての時間上回っていることと、ペース配分とやるべき勉強内容は、前年よりも明確に意識して取り組んだ。
  • 繰り返すが、ペース配分を間違えなければ2010年の論文式試験に合格していた(負け惜しみでは、ない。たぶん)。
  • つまり戦略的思考が大事。
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