公認会計士合格体験記「常に考え効率的に勉強を続ける人が合格できる」土橋 英泰さん

土橋 英泰さん

  • 明治大学 政治経済学部 3年在学中
目次

はじめに

私は公認会計士を大学入学時に知り、2009年6月の簿記1級受験後にクレアールに入学し、2010年度の5月の短答式試験に合格し、8月の論文式試験にも合格しました。私の考え方や勉強法等が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

クレアール会計士アカデミーに入学した理由

  第1に受講料が他校より安かったからです。第2に幾つかの専門学校を訪問した中で一番自分のフィーリングにあう感覚を得たからです。第3に大学3年生で公認会計士試験に一発合格された五十嵐先生が五十嵐塾で指導してくださるからです。

非常識合格法のメリット

  薄いテキストを全部やる方が単純明快であり、効率的に勉強ができます。多数の合格者を出してきた講師陣が絞ったテキストであり、答練を含むカリキュラム全体で合格に必要なことは網羅するので不安に思う必要はありません。ただし「薄い≠ラク」です。薄いテキストだから合格するのではなく、テキストを使い切ることで合格できます。それが非常識合格法のテキストです。

私の勉強法

  勉強法といっても各自で異なるので、試行錯誤しながら各自の勉強法を確立ください。私は基本的にカリキュラムに忠実で、非常識合格法と講師の指導を素直(鵜呑みではない)に実践しました。

■計算(簿記、管理会計、租税、経営)

「わかる」レベルでは得点につながらないので、「早く」「解ける」まで「手を動かして」何度も反復練習します。テキスト(時には問題集)で、基礎力や地力を蓄えます。答練では、得点力を鍛えます。答練とテキストをバランス良く使い学習を進めました。公認会計士試験は計算力がポイントであり、時間のかかる地道な努力が要求されます。私は机に向かった時間の90%位を計算に費やました。

■理論(財表、管理会計、監査、企業、租税、経営)

覚えなければ得点につながらないので、覚えるまでひたすらテキストを読み込みます。ただし、理論は全体が見えてこないと細部が見えてこないところもあるので、全体を見渡す広い眼と一つずつ覚えていく細かい眼のような2つの視点が必要です。また、未知の監査現場や論点の関係図等をできるだけイメージして捉えるようにしました。理論は覚えてもすぐに忘れてしまいます。つまり急激な得点の伸びが期待できる一方で、その実力維持には難しい面もあります。理論の暗記は忘却との戦いですが、机に向かわなくても勉強できるところが理論の良いところです。

■スキマ時間等

私の勉強法の中で一番工夫し、殆どを理論の勉強に当てました。私は通学に1時間半以上、往復で3時間半前後かかっていたので、この時間も勉強に充てました。電車の中ではテキストや監査基準を読みます。科目も固定せずその時の気分と持ち合わせで決めます。

それ以外にもキャリーケース(四角いプラスチックのB4サイズ位の箱)を持ち歩き、座れた時はこれを簡易机としてこの上にテキストや答練を広げてマーク、書き込み、時には計算も行いましたが、テキストを開く気にならない時は、理論を打ち込んでおいた携帯を見ました。勉強仲間で理論問題をメールで出し合ったりもしたのでそれも解きました。それすらやる気にならない時は自分の声で吹き込んでおいたウォークマンを使って監査基準や財表のスピーチを聞きました。電車以外の自転車やバス、徒歩の間もこれを聞くようにし、風呂でも監査論にでてくる定義を暗記しました。他にも小さいことをたくさんやりました。しかし、本当に何もしたくない時や眠くて仕方ない時は眠ました。気が乗らない場合は、効率を上げることにつながると考え思い切って休憩しました。

最も重要なこと

  私が合格するのに最も重要と思うのは「心」です。人間のパフォーマンスは心の状態に大きく左右されます。これは勉強についても同じで、心の状態によって勉強の効率や身に付き方に雲泥の差が出てきます。やはり量が膨大で時間のかかる公認会計士試験の勉強においては、できるだけ普段の勉強のパフォーマンスを高める必要があります。また、勉強を長期間続けるためにも元気な心を保ち続けることはとても重要になってきます。そして心身ともに最高の状態で本試験に臨む必要があります。

最後に

  合格を常に考え効率的に勉強を続ける人が公認会計士試験に多く合格できます。皆様も効率的な勉強であるかを検討しながらプラス思考で勉強を続けて頑張ってください。
また、私は多くの人々に支えられて合格することができました。最後になりましたが、家族・仲間・先生方をはじめとする全ての人々に心から感謝します。本当にありがとうございました。

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