「クレアールのカリキュラムが最大のメリット」

瀬戸 大樹さん

● クレアールに入学した理由

私は、クレアールに入学する前、他の専門学校で1年間勉強していました。しかし、答練の量も与えられる情報量も多く、消化しきれず、理解も進まないまま一回目の短答式試験を迎えました。結果は当然不合格でした。とてもショックを受け、落ち込んだのですが、もう一年がんばって勉強しようと決心しました。そのときに、専門学校を変えようかという考えが浮かびました。もう一年、同じカリキュラムをこなすのは考えただけで辟易としましたし、また答練を消化しきれないままなんとなく時間だけ過ぎ去っていくのではないかという怖れもありました。「切り替えるなら、今しかない」と思い、以前から気になっていた、「非常識合格法」を掲げるクレアールのガイダンスを受けに行きました。その結果、クレアールに入学することを決めたのですが、その理由は、@クレアールのカリキュラムなら、短答式試験後の入学でも基礎期からもう一度やり直せることA早朝答練がないことB「非常識合格法」に共感したことの3つです。

● 「非常識合格法」のメリットと実践方法

「非常識合格法」の方法論は、いたってシンプルです。私なりにまとめてみると、

  • @ 基礎的、または重要な論点のみを学習し、徹底的に習得する。
  • A その習得方法として、理論科目ではスピーチによる暗記、計算科目では答練を制限時間の半分の時間で満点が取れるまで繰り返し解く。

このたった2点にまとめられるシンプルな方法論に基づいて、クレアールのカリキュラムは組まれています。だからこそ、テキストも薄く、消化不良を起こさない、シンプルな学習が可能になります。この点が、「非常識合格法」の最大のメリットだと思います。もし、クレアールのカリキュラムで、消化不良を起こすのでしたら、それは確実に勉強不足です。他校で与えられる答練や、情報の量は、クレアールの比ではありません。私は、他校に通っていた経験上、その点は断言できます。

また、クレアールでは、基礎的で重要な部分のみを学習するため、論点を絞り込む必要がありません。つまり、上に書いた@の部分は、講師が全てやってくれます。だから、受験生はAの部分をひたすら実践すればよいということになります。

このような、「非常識合格法」の方法論を実践するに当たって、私の立てた方針は、以下の2点です。

  • @ 与えられたものは、全部やる。
  • A あとは時間の許す限り繰り返す。

@については、私の性格かもしれませんが、とりあえず、与えられたものは全て消化するように努めました。クレアールでは、情報を絞っているので、その絞られている情報を漏らすようなことがあれば、致命傷になりかねないと考えたからです。ただ、一応断っておくと、私は商法と監査論のスピーチカードはほとんど使いませんでした。テキストの内容とかぶる部分が多いと判断したためです。それ以外のものは、テキストも、答練で配られる資料も全てこなすようにしました。

Aについては、基礎期、応用期では、答練にあわせて、直前期では、試験まで時間の許す限りテキストや答練をひたすら繰り返しました。一度覚えたものも、時間がたてば忘れてしまいます。「何回まわせるかが勝負だ」と思っていました。もちろん、時間には限りがありますので、論文式試験までに、直前テキストも含めて3回、4回ぐらいまわすのが限界ではないでしょうか。

また、会計士試験は7教科あり、どの科目も平等に配点がされているため、バランスをとることも重要です。そこで、試験直前期になり、講義も答練もなくなってくると、1日のうちに全教科をやるようにしました。短答式の直前には、5教科を、論文式の前には7教科を1日にやりました。そうやってバランスをとるようにしました。もちろん、1日の中で、例えば、経済は2時間やるけど、経営学は30分とか、そういうウェイト付けはしました。その辺はバランス感覚だと思います。

勉強時間については、一日平均7〜8時間ぐらいだと思います。当然、生活の中心は受験勉強でしたが、私は受験中、テレビもよく見ていましたし、気分転換で遊びに行ったりもよくしていました。ただ、あくまでその日の計画した勉強をきちんとこなすことは必ずしていました。試験の日から逆算して、3,4回転させることを目標に、一日の計画を立て、その計画をこなしたら、それ以上の勉強は一切しませんでした。2回目の受験だから、余裕があったとも言えるかもしれませんが、「非常識合格法」だからこそ、しなければならないことが明確で、計画が立てやすく、そのようなことができたのだと思います。

● 科目別勉強法

<簿記>

簿記は私にとって苦手科目でした。特に、1年目などの答練の点数は目も当てられないほどでした。クレアールに移って、基礎期からやり直し、比較的易しい答練を徹底的に繰り返すことで、少しずつ点数が伸び、平均点は取れるようになり、ごくたまに成績上位者に名を連ねるぐらいにはなりました。今思うと、単純に練習不足だったと思います。とにかく、簿記が苦手だという意識は強くあったので、一日に1問は必ず総合問題をとくようにしていました。応用期の答練は最低3回、苦手な分野や、慣れが必要な連結は5回、6回繰り返して解きました。そのとき、必ず時間を意識して解きました。制限時間の半分の時間を目標にしていましたが、応用期、直前期の答練は難しく、さすがに30分で解くことはできない場合も多々ありましたが、とにかく、「最低3回、できるだけ早く」を目安にしていました。毎回時間を記録しておき、2回3回解くうちに、より早く解けるようになっていることを確認することも大事だと思います。

<原価計算>

原計については、得意科目でした。答練の成績も安定していたので、毎日1問総合問題を解いて、実力の維持、向上を図りました。また、論文式の直前には、理論のスピーチを行いました。

<財務諸表論、監査論>

ひたすら、テキストと答練を暗記しました。テキストについているスピーチ課題に沿って、自分で口に出して暗唱して、それを繰り返しました。答練の解答スピーチも念入りにやりました。とにかく、もれなく覚えることを心がけました。そのさいに、論理展開を理解することに重点を置き、多少言葉は違っても、「他人に説明できるかどうか」を覚えたかどうかの目安にしていました。また、講義でしっかり覚えろといわれたところは、一言一句違わず覚えるよう努力しました。

<商法>

商法については、テキストを丸ごと覚えるということはしませんでした。特に、論文式については、商法の力は条文を引く力だといっても過言ではありません。条文さえ引ければ、答えは条文に書いてあることも、多々あります。そのため、テキストを読みながら、丁寧に条文を引き、どこにどの条文があるか、できるだけ覚えるようにしました。それと同時に、論点ごとに、論理展開の仕方を覚えるようにしました。

<経営学>

経営管理論については、答練の解答を覚えることと、テキストをじっくり読むことをしました。財務論については、やはり答練の解答スピーチと、直前テキストの暗記をしました。経営学については、これで十分だと思います。7教科の中で、経営学にかけた時間が一番少なかったと思います。

<経済学>

経済学については、答練の成績も伸びず、苦手とは行かないまでも、かなり不安な教科でした。とは言え、短答式が終わるまでは、ろくに手もつけられず、講義を聴き、答練を受けるのが精一杯でした。そこで、短答式が終わった段階で、経済学の応用期の答練をかなりの時間をかけて復習しました。論文式試験までに、直前答練も含めて、「3回まわす」ことを目標に解きました。とにかく、問題を解くことを重視し、テキストは辞書的に使いました。私の実感では、経済学は、会計士試験の科目の中で、最もつかみ所のない教科だと思います。それは、私の理解不足のせいかもしれませんが、同じ種類の問題でも、作問者の条件や仮定の設定によって、様々に見えてしまう。同じような問題を前にといたことがあるのに、なぜか答えが出ない。そんなことがよくありました。もちろん、計算は慣れですし、一定の解法もあります。ただし、それが通用しない場合があることを念頭においておくべきだと思います。経済学については、私は、ただ問題を解くことしか、有効な方法は見出せませんでした。それでも結果的に、本試験ではよくできた方の科目だったと思います。

● 短答式対策

私は、昨年短答で落ちたこともあり、「短答が最大の山場だ」と思っていましたので、4月、5月は短答式対策に特化しました。具体的には計算科目は、短答式答練を利用し、本番を意識して、簿記、原計それぞれ10問を50分で解くことを毎日やりました。また、テキストで論点をもれなく確認しました。理論科目については、短答式答練を徹底的に見直すことと、テキストのスピーチを行いました。「テキストはもれなく、細かい知識は短答式答練で」が大事だと思います。ただ、商法についてだけは、例年、細かい条文の知識が要求されるため、短答式対策を早めに始め、年明けぐらいから、商法の条文を読み込む作業を始めました。この点だけは、他校のテキストを利用しました。私が、「非常識合格法」に反したのは、この点だけです。条文の読み込みは、初学者で余裕のない方にはお勧めできませんが、論文式対策としても、短答前に条文を読み込んでおくことはいい勉強になるのではないかと思います。

● おわりに

最後に、私は運良く二次試験に合格することができましたが、クレアールのおかげで合格できたと思っています。「非常識合格法」を信じて勉強するだけ、ただこの一言に尽きると思います。クレアールの講師、スタッフの皆さんには、心から感謝しています。また、受験中私を支えてくれた人たちにも、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。