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「薄いテキスト!」福嶋 健次郎さん ● はじめに本稿において、私は自らが実践してきた「非常識合格法」を活用した勉強法について中心に書いていこうと思います。これが、現在クレアールで勉強している方及びクレアールへの入学に迷っている方の少しでも役立てていただければ幸いです。まず、参考までに私の得意・不得意を明らかにしておこうと思います。私は計算科目が比較的得意で、論述科目は比較的苦手です。ですので、論述科目が得意で得点源にしようとしている方には私の勉強法があまり参考にならないおそれがありますので、その点は注意してください。 ● クレアールを選んだ理由私は以前某大手専門学校で勉強しておりましたが、情報の取捨選択がうまくいかず、大手専門学校のカリキュラムをこなすことができませんでした。特に理論科目は厚いテキストを処理しきれず、本試験に十分に対応できませんでした。結果はやはり不合格であり、勉強法を変えようと思っていたところ、クレアールの「非常識合格法」を知り、クレアールに興味をもちました。また、クレアールでは他の専門学校と異なり不合格後にまた基本から学べるという点や理論科目に定評のある点など、理論科目の基本的な部分をおさえきれていない自分にはクレアールが一番合格に近そうな気がして、クレアールへの入学を決めました。多分、あの時クレアールに移らなければ、本年度も理論科目を消化しきれず、不合格となっていたかもしれません。 ● 「非常識合格法」の魅力「非常識合格法」の魅力はやはり専門知識の豊富な講師陣により作成された薄いテキストだと私は思います。合格するのに必要な知識が凝縮されたテキストと詳しい説明のされる講義を利用することにより基礎が固まり、答練や講義で応用的な知識を補っていくというカリキュラムはすばらしいです。テキストはあくまで要点が記載されたものなので、講義や答練は必ず受け、それをテキストに記入する等で補わなければ、この薄いテキストの十分に利用できないと思います。また、テキストが薄いからといって他の専門学校に比べて勉強しなくてもいいというわけではないです。何度も読み返して、知識として定着するまで読み込んでください。論文式試験が終わるころにはテキストがボロボロになっていました。 ● 私の勉強法《科目別》《簿記》簿記に関しては、答練を繰り返して解いて慣れることが重要だと思います。復習する際は各分野ごとに解く(特に連結やキャッシュフロー計算書等の構造問題)ことで、理解力は深まると思います。また、簿記は各仕訳が損益計算書や貸借対照表にどのような影響があるのかに注意して勉強していました。答練の際に仕訳の影響を考えることで、集計が効率的に行えると思います(特に連結や特殊商品売買)。クレアールの答練では解説に仕訳が全部載っているので、その点で復習には大いに役立ちます。あと、簿記は講義が終わってすぐ個別問題集で確認をしていました。すぐに確認することで知識の定着が図られると思います。簿記は正直やる量が多いのですが、クレアールは他の専門学校に比べて答練の数が少ないので、がんばれば消化不良になることはないと思います(答練が少ないからといって、論点漏れがあるという印象はなかったです)。 《原価計算》原価計算の計算に関しては、簿記と同様に問題に慣れることが重要だと思います。また、原価計算は各分野ごとに計算や理論を一気におさえていきました。本試験の問題は、専門学校の問題に比べて指示の文章が曖昧なので、復習の際には計算結果があっているかどうかのみならず、計算過程(なぜそのような計算をしたのか)について正しいかをいました。理論については、本年度のようにその場で考える現場対応型の問題が今後も出題される可能性があるので、スピーチ集にあるような基本的な問いについては確実に解けるようにした方が精神的に落ち着きます。 《財務諸表論》財務諸表論はテキストを中心に覚えていました。また、教材ではないのですが、セレクト40(中央経済社)の解答のフローチャートもおさえていました。解答フローチャートは知識の定着に役立つと思います。講義では詳しくテキストの解説がなされるので、テキストへの書き込み等を忘れずにしてください。石井先生の解説は非常にわかりやすいので、わかった気になるのだけを注意すれば、本試験で合格に足る解答ができると思います。 《監査論》監査論は堀江先生のワンワード法を実践していました。テキストの太字の部分を覚え、あとの部分は書ける程度にすることで、暗記の負担が少なく、合格に足る解答が書けるようになりました。監査論のテキストは活字部分がわかりやすいだけでなく、フローチャートや図といったビジュアル面も趣向をこらしており、非常に知識の定着しやすいテキストだと思います。テキストをおさえれば、短答前に監査委員会報告書という分厚い資料も読む必要はないです。事実、自分は見ていませんでした。 《商法》商法は応用テキストが問題と答えセットになって書かれていたので、それを中心に論証例を覚えていきました。テキストを読む際には、この問題に対してはどの条文を使うのか、また、条文の趣旨や判例とその解釈や理由を中心におさえていきました。テキストが一通りおさえられたら、各条文にどのような問題が関係してくるのかを考えて、条文を読むようにしていきました。また私は文章構成をよくするため、答練を受け、優秀者答案と比較するなどしていました。 《経営学(管理論)》管理論はテキストの各章のはじめにあるキーワードを見て、それが何を意味するのかが答えられるようにしていました。管理論では用語の意味とその使い方が重要と考えていたので、キーワードを中心にテキストを読んでいました。過年度はほとんど作文状態だったので成績は不安定だったのですが、用語の意味をおさえることで成績は安定しました。 《経営学(財務論)》財務論は講義で馬場先生が重要と言った部分を中心に覚え、他の部分は書ける程度に覚えていました。財務論は管理論と違ってなんとなくでは書けない部分が多いので、十分に理解するように努めていました。財務論を本格的に始めたのは短答後でしたが、財務論の直前期のテキストは薄くまとまっていたので、ほとんど直前期のテキストで勉強していました。 《経済学》ミクロ経済学については、計算を中心におさえていきました。ミクロ経済学の計算は問題と計算式を中心におさえていきました。ミクロ経済学はなれが重要だと思うので、基本的な問題及び過去問を多く解きました。ミクロ経済学の計算は微分できれば、ある程度はできるようになると思うので、微分に苦手意識をもたないようにしてください。 マクロ経済学は各分野ごとに考え方が異なってくるので、各分野ごとにおさえていきました。各分野における基本的な計算をおさえておけば、あとはミクロ経済学同様になれだと思います。マクロの理論は用語の理解と基本的な対比(ケインズ派と新古典派等)をおさえて、他の受験生に差をつけられない程度におさえておきました。 ● 補足 どの科目についてもなのですが、答練を復習した際には日付を記入していました。最終的に本試験で問題に解答できなけば意味がないので、最低一ヶ月以内に問題を解き直すように気をつけていました。ミスした部分を復習するという形でもいいのですが、そのときはできたのに時間が経つにつれて忘れてしまったということもあるので、復習する際は一通り解くようにしていました。さすがに、本試験の二週間前にはミスした部分だけをチェックし直すという形をとっていました。 ● 各試験《短答式》短答式は時間との勝負です。新試験制度では、どうなるのかわからないのですが、計算科目をある程度完成させておくことが望ましいと思います。理論科目は知っているか知らないかという要素が大きくのに対し、計算科目は時間的な要素が大きいからです。クレアールでは計算科目について短答対策の答練があるため、それを用いて弱点の補強を図っていくことで力はつくと思います。理論科目についてもテキストや答練を通じて短答対策は十分になされるので、心配することはないです。 《論文式》論文式は精神力との勝負です。論文式にまで進んだ人の実力差は抜群にできる一部の人を除いてほとんどないと思います。あとは、落ち着いてできる問題を見つけて出題者の題意にそった解答ができるかどうかです。出題者の題意にそった解答をするということは、今年の試験に合格して改めて重要だと思いました。周りに比べて自分の解答欄は余白が多かったという感触なのに、私が合格できたのは周りの人たちが出題者の題意にそって十分に解答していなかったのだと思います(周りの人が合格していたかどうかは調べていないのではっきりとは言えませんが)。出題者の題意にそった解答を書くというのは難しいですが、クレアールでは専門的知識の豊富な講師陣が基本的な考え方を丁寧に教えてくださるので、落ち着いて試験に臨めば、十分な解答ができると思います。 ● 最後に とにかく試験勉強を始めている方はがんばってクレアールのカリキュラムにくらいついてきてください。合格者の中で受験勉強をがんばっていなかったという人はいないと思います。受験勉強中逃げたいと思うときもありますが、それを乗り越えがんばったことが自信につながり、結果として本試験での落ち着きになるのだと思います。とにかく今はがんばってください。 |
