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「受験生活を振り返って」N・Wさん 1 はじめにこのたび、クレアールで勉強をして無事に2次試験に合格することができました。合格体験記を読まれる方の多くは、受験生であると思いますので、この原稿は、私がどのように勉強してきたのかを中心に書いていきたいと思います。 2 クレアールを選んだ理由クレアールのパンフレットの説明がわかりやすく、説得力があったことが理由です。若干、胡散臭さも感じて少し躊躇しましたが、受講料が安かったことが決め手となり、クレアールを選ぶことにしました。実際に入ってみると、ちゃんとした学校でしたので、何も心配する必要はありません。 3 勉強スタイルについて私はクレアールのカリキュラムを、大きく(1)応用期、(2)短答式試験まで、(3)論文式試験まで、という3つの期間に分け、勉強スタイルも、この3つの期間のそれぞれに応じて変えていました。 (1)応用期応用期は、ほぼ毎日講義があるので、講義中心の生活になります。この時期は、講義を受け、それを理解し、その範囲を答練までに憶え、答練を受け、次の講義を聴く、という流れでした。私は集中力がないので、講義を3時間聴くことがもっとも辛い作業でした。ですが、この時期にしっかり理解して一度記憶を定着させておかないと、直前期で辛くなります。 (2)短答式試験まで応用期が終わると、講義と答練が少なくなるので、自分の好きなように時間が使えるようになりますが、自己管理が非常に重要になってきます。そのため、勉強の計画には特に気を使いました。応用期の復習をする必要があり、短答式試験も意識しなければなりません。 財務諸表論と監査論は、短答と論文を区別する必要はないと考え、テキストの復習に力を入れました。その結果、短答式試験直前の頃には、テキストのほぼすべてを憶えました。 商法は、短答と論文を区別する必要があると考え、この時期に配布される直前期のテキストをひたすらやり込んでいました。 (3)論文式試験までこの時期の前半は、今までとりかかることができなかった論文用の商法、および民法と経営学の復習を最優先でやりました。特に財務論には相当力を入れました。理論科目の答練の復習も、この時期にやりました。 後半は、もはや新たに憶えることはないので、今までインプットした知識の精度を高めるために、ひたすら全科目の復習をやりました。いったんは全範囲をインプットしたはずでしたが、量が膨大であるため、それを維持するだけでも相当の時間を要しました。でも、試験本番までには、満足のいくレベルまで到達できたと思います。 なお、この時期の直前期の答練について、私は財務論以外はすべて受けませんでした。これは余裕があるから受けなかったのではなく、他にやるべきことがあり(上記の財務論のインプット等)、答練に2時間も割くことができないと判断したからです。答練を受けず、解答だけを入手して、それをすぐにインプットするという作業をして、時間の短縮を図りました。このあたりは、自分の現状を客観的に判断して、ベストだと信じる勉強スタイルを続けることが大事だと思います。 4 科目別勉強法(1)簿記簿記は、応用期の答練のみを繰り返し解いていました。その際、分野別にまとめて解くようにしていました。応用期は良問がそろっていたので、それをやるだけでもある程度の実力がつくと思います。 なお、簿記は財表とリンクさせると、処理の理解が深まり、忘れにくくなります。それから、最近は連結が当たり前のように出題されます。連結は、処理ができることはもちろんのこと、なぜそのような処理をするのかをしっかり理解する必要があると思います。それができていれば、応用問題もなんとか対応できるはずです。 (2)原価計算原価計算も、応用期の答練を分野別にまとめて解くようにしていました。 理論の方は、スピーチ集を徹底的にやりました。スピーチ集は原価計算基準をベースに作られているので、これをやるだけで、基準の8割くらいは十分カバーできました。また、ボリュームが少ないので、たいした負担にもならず、効率的に学習できたと思います。余白もたくさんあるので、答練に出た理論問題を書き込むことができ、原計の理論はこの1冊にまとめきることができました。 原価計算の理論は、計算を解く上での理解に役立ちますし、短答でも理論問題が2問出題されますし、論文でも理論問題がしっかり書ければ、それだけ得点が安定するので、手間がかからないわりに、その効果は大きいと思います。 (3)財務諸表論財務諸表論は、基本期と応用期のテキストを、アンダーラインの引いていない所も含め、ほぼ完全に暗記しました。直前期のテキストは、答練で出た所だけを憶えました。答練もすべて完全に憶えましたが、難解な問題が多く、相当の負担になりました。 (4)監査論監査論は応用期のテキストだけをやれば、全範囲をカバーできるようになっていたので、非常に楽に勉強できました。テキストは薄いだけでなく、余白が多くて絵も多いため、憶えるべき量は非常に少なかったと思います。 監査論は理解するよりも、とりあえず暗記してしまうことが、いちばん楽な気がします。 (5)商法短答については、直前期のテキストをしっかりやれば、合格点はとれると思います。しっかりやるという意味は、○か×かを憶えることではなく、問題を通して商法の趣旨を理解するということです。それから、補助資料は非常にまとまっていて体系的な理解に役立ちました。 論文については、テキストの論証例と答練を流れで憶えました。余裕があれば、論文用の直前テキストをやると、完璧だと思います。 (6)経営学財務論については、直前期のテキストをしっかりやればいいと思います。応用期のテキストの方が難しかったので、最初から直前期のテキストで勉強した方が効率的な気がします。今年の本試験は、馬場先生のテキストでほぼカバーできました。 管理論については、まず基本期のスピーチ集を完全に憶えました。これである程度の土台はできるはずです。応用期と直前期は、答練の復習を徹底して行い、テキストはとても憶えられるものではないと判断し、ほとんど読みませんでした。これでも、本試験ではけっこう対応できたと思います。 (7)民法民法を学習する上で、商法との勉強方法の違いをしっかり認識することが大事だと思います。民法は事例が似ていても結論が大きく変わるものがけっこうあるので、論点を緻密に憶える必要があります。 5まとめ私も受験生時代にはいろいろな人の合格体験記を読んでいましたが、あくまでも気休め程度と考えていたので、もっぱら風呂に入りながら気楽に読んでいました。思い返すと、合格体験記を読んでいた時期は、まだ勉強に力が入っておらず、自分に隙があったからだと思います。 私は直前期に入るまで長時間勉強をしたことがなく、正確にはすることができず、1日に10時間以上勉強できる人は、特別な人間だろうと思っていました。ですが今考えると、それは自分の目標設定が甘かったからだと思います。今現在何をすべきかを冷静に判断し、1日のノルマを設定すれば、それをこなそうと考えるだけで、あっという間に10時間くらい経ってしまいます。このときの心境としては、とにかくノルマをこなすに必死で、勉強が辛いとか飽きた等という気持ちはあまりありませんでした。皆さんも早く勉強に没頭できる自分のスタイルを見つけて下さい。 最後になりましたが、お世話になりました先生方、事務の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
