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「意志あるところに道あり」工藤 明日美さん ●クレアールに入学した理由私が公認会計士試験を受験するにあたり、クレアールを選んだ理由は私が社会人受験生であったためです。 私は SE として一般企業に勤務していましたが、会計士 2 次試験の合格者構成比を見ると社会人合格者は 1 %台と非常に少なく、他の受験生とは異なった効率的な勉強方法を取らなければとても合格できないと考えました。そこで目にとまったのがクレアールの非常識合格法でした。 ●非常識合格法のメリット合格のために最小限必要とされている範囲のみしかやらないというコンセプトのもとに作成された薄いテキストが、非常識合格法の最大の長所だと思います。特に社会人で時間の無かった私にとって薄いテキストは非常にありがたいものでした。 テキストが薄いなら知らない論点が本試験で出題されるのではないかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。実際、今年の論文式試験もテキストに載っていない論点が出題され、私はできませんでしたがそれでも合格することができました。テキストに載っている範囲をしっかり答案に書ければ合格する、これが「非常識合格法」なのだと思います。 ●勉強方法について私は会社との両立・短期受験による勉強時間不足に対する苦肉の策として合格必要最低限とされている勉強内容をさらに自分で絞ったわけですが、その勉強方法の大方針が 3 つあります。 1.計算を中心に勉強する後述のとおり理論はかなり端折った勉強方法をとったのですが、計算は中途半端になると今年ダメだった場合に来年に響くと思っていましたので計算はしっかりと勉強しました。2.理論はポイント・キーワードで覚える理論科目は文章ではなくポイント、キーワードを中心に覚えることによって効率的に勉強しました。理論科目の勉強では薄いテキストが非常に役立ちました。3.常に本試験を意識して勉強する論文式試験の過去問題集を 6 月に購入し、各問題がどのように出題されるのかをよく見るようにしました。そしてどのように勉強すればこれが解けるようになるのかを意識するようにしていました。 私は時間が無くてできませんでしたが、計算科目については一度時間を計って解いてみることを強くお勧めします。 あまり役に立たないとは思うのですが、もっと具体的な勉強方法を短答試験までと論文試験までに分けて記してみます。 <短答式試験まで>【計算科目】私は簿記 1 級の勉強開始から論文式試験が終了するまでちょうど 1 年間勉強したのですが、年が明けて 2 月中旬までは簿記と原価計算しか勉強していませんでした。それも個別問題集を中心に勉強しました。個別問題集を中心にすることによって効率的に論点の網羅ができました。時間の無い方には個別問題中心は有効な勉強方法だと思います。 【理論科目】財表・監査・商法の応用講義を受け終わったのが 4 月中旬〜下旬だったので、とりあえず目下に迫った短答式試験に焦点を合わせて短答対策用テキストと市販されている短答式問題集を解いて知らない論点をなくしていくようにしました。 <短答式試験終了後〜論文式試験まで>短答式試験にギリギリ合格したものの、それまでが短答式試験に合格するための勉強しかしていなかったためこれからが大変でした。 簿記・原計は積み重ねがあったのですが、理論は選択肢の正誤が分かるための勉強しかしていませんでしたし、経営・経済に至っては講義すら受けていない状況でした。 【簿記】他の教科に比べて比較的勉強が進んでいたので、他教科に時間を割くため力を落とさない程度の勉強をすることにしました。具体的には 6 月中に 1 日おきに応用答練を 1 つずつ解き、その中で論点ごとに重要だと思う 1 時間問題を1題ずつ選びそれを 7 月以降 1 日おきに解きました。クレアールの答練はオーソドックスで基本的な問題なため復習にも時間がとられずに助かりました。 【原価計算】計算については簿記と同様の方法で論文試験までを過ごしました。理論は答練に出題されているものと安井先生が講義中にイチオシだと言っていたものを覚えるようにしました。 【財務諸表論】7 月から本格的に暗記に入りました。効率的に勉強をするため、丸覚えではなく文章をいくつかのポイントに分け、そのポイントがすべて指摘できることと、キーワードを確実に覚えることを目標としました。 また、過去問を見て過去2、3年のうちに出題されている論点は出題可能性が比較的に低いと判断し、優先度を下げて勉強しました。(これはあまりしないほうがいいと思います。) 【監査論】7 月から本格的に暗記に入りました。堀江先生のテキストが非常に分かりやすく、体系的になっていたためとても効率的な勉強ができたと思います。財務諸表論と同じようにポイント・キーワードをおさえる勉強をしました。 【商法】商法は完成までに非常に時間のかかるボリュームのある科目であり、商法だけが試験中に参照できる資料があるということから他の理論科目とはまったく異なる作戦をたてました。 本試験では他の受験生より 10 〜 15 点ほど点数が低い程度でとどめることを目標とし、 6 月中に整理ノートを作り、それを試験直前に見直すという作戦です。 整理ノートを効率的に作るために工夫したのがポストイットの利用です。大きめのポストイットに定義・趣旨等を、小さめのポストイットに条文を書き、論点ごとに 1 ページになるように貼っていきました。このようにすることによってノートを作成するときには論点ごとに整理ができましたし、直前の見直しも効率的であったと思います。 商法も過去2、3年のうちに出題されている論点は優先度を下げて勉強しました。 【経済】まずは 6 月中に講義をすべて受け終わることを目標とし、大変でしたが土・日でそれぞれ1日4回分ずつ講義を受けました。その後は主に答練を解いて各論点を着実に理解していくようにしました。 この際、苦手な論点、分かりづらいと思った論点はテクニックだけ覚えるのではなく基本的な意味を理解しようと心がけました。そのため、ミクロ・マクロそれぞれの入門書を購入し何か疑問点があればその部分だけ読むようにしました。経済学は入門レベルから上級レベルまでさまざまな書籍がありますが、欲張らずに少し簡単かなと思うぐらいの入門書をまずは手元に置いたほうがいいと思います。 【経営】この科目もまずは 6 月中に講義をすべて受け終わることを目標とし、平日に毎日カセットで講義を1つずつ受けました。その後は授業中に線をひいた重要ポイントを中心に勉強しました。 ●絶対にあきらめない私が今年運良く合格して思ったことは、試験勉強中そして試験中にも絶対にあきらめてはいけないということです。 短答式試験終了後から論文式試験までの間、客観的に見れば無謀な挑戦だったと思いますが絶対に今年合格したいという気持ちで、合格するためにはどうすればいいのかということを考えて勉強していました。勉強時間を確保するために睡眠時間を削ったため体力的にも精神的にも非常につらかった3ヶ月でしたが意志を強く持ち続けることで何とかがんばることができました。(実は一度だけあきらめそうになりましたが何とか復活しました。) また本試験でもこれといって手ごたえのある科目がないまま試験が終了しましたが、とにかくあきらめずに空欄を作らないように、また分かるところを確実に得点できるように心がけました。確かに論文式試験の問題は非常に難しいですが、それは論文式試験に合格することが非常に難しいことを意味するものではありません。所詮、相対試験ですので最後の1科目が終わるまであきらめてはいけないと思います。 ●最後に受験勉強中に私を支え、合格を祈り、信じてくれていた家族や友人、忙しい時期に迷惑をかけた私を仕事面や精神面で支えてくれた職場の方々、フレキシブルな勉強の場を与えてくださったクレアール大阪校のスタッフの皆様に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。 最後になりましたが、時間があまり取れない中、会計士を志してがんばっている方も多数いらっしゃると思います。そのような方は勉強時間の面でハンデがありますが、どうか勇気と強い意志を持って努力し、合格を勝ち取っていただきたいと思います。 |
