「自分のペースで勉強する」

紺谷 宜子さん

<クレアールに入学した理由>

私は 1 年前にクレアールに入学しました。 3 回目の受験で合格することができましたが、クレアールに入学する前は他の大手専門学校で勉強していました。他校に通学していたときはさぼってばかりで、その当然の結果として 2 回とも短答試験に失敗しました。勉強を不真面目に取り組んできたことを反省し、このままではいけないと思い環境を変えようと思っていたところ、非常識合格法!というインパクトのあるフレーズに出会いクレアールに入学することに決めました。

<クレアールの良かった点>

薄いテキスト

論文式の試験を受けてみて、きっちり得点を重ねないといけないような基本的な問題をいかに正確に解答するかが合格するために必要である、ということを実感しました。細かい論点までを広範囲にわたって勉強することで得られる安心感より、薄いテキストであっても、そのテキストの内容に関しては精度の高い解答を作成できるように用意しておくほうがよっぽど本試験では役立つと思います。薄いテキストで不安を覚える受験生の方も多いと思いますが、クレアールのテキストに載っていない新しい知識を身につける前に、まずはテキストをしっかり理解して暗記することが重要だと思います。

アットホームな雰囲気

大手の専門学校に比べて事務の方々と受講生の距離が近いため、たとえば私が風邪を引いたりすると事務の方々が体調を気遣ってくださいました。これは勉強とはまったく関係のないことではありますが、そんな心遣いが今日もしんどいけど何とか踏ん張って勉強しよう、という気持ちになるのに一役買っていたのではないかと思います。

VTRクラス

大阪校、神戸校で勉強していたので、授業はもちろんVTRで受けていました。受験回数が 3 回目ともなると、授業の内容によっては聞く必要の無い部分もあり、それを早送りしてしまうことで時間を節約できました。また時短機能のおかげで 3 時間の授業を 1 時間半から 2 時間で受けることができるので、集中力を持続させることができ、しかも節約できた時間は自習に使うことができ、効率的に勉強することができました。

<短答式試験>

私は先に述べたように、 2 度の短答式試験失敗の経験があるため、短答式試験に対する苦手意識もあり、かなり慎重に短答対策の勉強をしました。非常識合格法では短答対策は特別に必要ないと言われますが、そう言われても不安を感じてしまうのが受験生の本音だと思います。短答式は 3 時間という短い間に 50 問も解かないといけないので、最後までパニックに陥ることなく冷静な状態で試験に臨むことが必要です。そのため過度な不安を抱えたまま本番を迎えることが一番不幸なことだと思います。論文式に合格することが目標であるので、論文式の勉強の邪魔になるような短答対策は避けるべきですが、論文式では問われない細かな知識が短答式では問われることは事実です。私は年が明けてから、1日 1 時間と決めて過去の短答答練を他校のものも含め解きなおしました。短答式試験が近づくにつれて商法の条文、財務諸表については個別意見書等、また原価計算基準や監査基準の読み込みにあてる時間を少しずつ増やしました。結果的に短答式を突破することができましたが、短答式を合格するのに必要な細かな知識の精度が一番高かったのは 5 月末の短答式の本番ではなく 4 月ぐらいだったような気がします。しかし、それだけ短答式用の対策をしたという達成感と短答答練で納得のいく成績を取ったことが自信につながり、それが短答式をなんとか突破できた原因であったと思います。また、一度商法の条文や基準等を読み込むことで頭の中が整理され、論文式の勉強をするにあたってかなり役立ちました。

<論文式試験>

簿記、原価計算

簿記、原価計算については毎日1時間問題を2問ずつ解くことを目標にしていましたが、 4 月頃から短答式試験が終わるまでは、なかなかそれだけの時間をこの 2 科目だけに費やすことは難しく、 1 時間問題を1問ずつ解くだけの日もあれば、原価計算については 1 時間問題を解かない日もありました。そのため短答式を終えると 1 時間問題を 2 問、 2 時間で解く、という形式にうまく対応することができなくなってしまい、勘を取り戻すのに少し時間がかかりました。本試験は 1 科目を 2 時間で解かないといけないので、 1 日の勉強時間のうち計算に 2 時間しか時間を費やしたくないのなら、簿記と原価計算を 1 時間ずつ解くのも一つの方法ですが、簿記だけを 2 時間分解いて、次の日は原価計算だけを 2 時間分解く、などという工夫もすべきだったと思います。短答式を終えてからは、またこの 2 科目に関しては毎日 1 時間問題を 2 問ずつ解くようにしました。論文式試験が迫ってくるとどの問題を解いたらいいのかを判断できなくなるだろうと思ったので論文式試験の 2 週間前に残りの 2 週間で解きたい問題を絞って選び、 1 日ずつクリアファイルに区分して、それ以外の問題はもう解かないことに決めました。

財務諸表、監査、商法

財務諸表、監査、商法については理解することとある程度の暗記を短答式試験までに済ませておいて、短答式試験を終えてからは時間がある限り何度もテキストをまわすようにしました。結局、短答式から論文式の間にこれらの 3 科目に関してはそれぞれ応用期と直前期のテキストを 3 回ほどまわしたと思います。財務諸表と監査については、答練の復習にはテキストと同じぐらいの精度で暗記できるほどの時間をかけられませんでした。

経済学

経済学は最も苦手な科目で、答練でも全然いい点数が取れませんでした。応用答練の問題は私にとってレベルが高く大変難しかったので、もちろん復習はしていましたがもっと基本的なレベルの問題をより多く解くようにしました。結局、最後まで苦手なままで論文式試験を迎えることになってしまいましたが、今年は経済学がとても難しかったので経済学が苦手な私と、経済学を得意とする他の受験生との得点の差があまりつかなかったのではないかと思います。その点すごく運が良かったと思います。この苦手科目を克服するためには、もっともっと基本的な問題を多く繰り返し解き、理解を深めることが必要だったと思います。簿記と原価計算と同様、毎日問題を解くべきでした。

経営学

経営学には短答式を終えるまではあまり時間を割けませんでした。授業中と答練の前に少し勉強して、あとは答練の後に復習をするという程度だったと思います。短答式を終えてからは、テキストを読んで重要な語句を暗記して、あとは答練を何度も解くようにしました。

クレアールはレジュメなどがなく基本的にテキストだけで勉強を進めることができますが、答練ではテキストに載っていない論点が出題されます。いろんなところに暗記するべき論点が散らばってしまい資料の整理に時間をとられることを防ぐために、テキストに載っていない論点が答練で出題されたときはその都度、紙の切れ端に書き取って、のりでテキストにどんどん貼っていきました。

<最後に>

思い出しながら私はどんな風に勉強してきたのか書いてみましたが、あまり参考にならないのではないかと思うばかりです。私は理論科目に関して答練ではあまりいい点数をとっていないし、成績優秀者として名前が掲示されることもほとんどありませんでした。それでも合格できたのは、この 1 年はとにかくさぼらずに、そして考えすぎて無駄に落ち込まないように気をつけながら、勉強に取り組んできたからだと思います。いろいろな勉強の方法があってどれが自分にとって最善なのかなんて結局は結果論であって合格するまでは分からないことだと思います。この勉強方法でいいのかと常に不安を抱えながら勉強するのはとても大変なことだし、毎日朝から晩まで前向きに勉強に取り組むことなんてなかなか出来ないけど、不安な気持ちでいっぱいになってしまって勉強が思うようにはかどらないのはとてももったいないことだと思います。 1 年間という長い時間を勉強に費やすことを考えると、答練の点数で一喜一憂する必要はなく、あくまでも照準を本試験に合わせて、自分を信じて、淡々と毎日の勉強をこなすことが大切なのではないかと思います。体力的にも精神的にも疲れている状態が慢性的に続くと思いますが、たまには思い切って十分な睡眠を取る日をもうけたりしながら、最後まで諦めずに頑張ってください!

勉強していることが無意味に思えることもありましたが、合格してみると、これだけの時間を勉強だけに費やせることはもうないだろうし、やはり勉強できてよかったと思います。不真面目に勉強に取り組んでいたため受験生活が長引いてしまいましたが、それでも見離さずに最後まで支えてくれた家族に心から感謝しています。合格に導いてくださったクレアールの先生方、また細やかな気遣いをしてくださった神戸校、大阪校の事務局の方々に本当に感謝しています。どうもありがとうございました。