「非常識合格法を信じぬく」

明石 直樹さん

クレアールを選んだ理由

私が公認会計士という職業に興味を持ったのは石井先生のガイダンスを聴いたのがきっかけでした。そのガイダンスで石井先生のお話がとてもおもしろかったので、石井先生が財務諸表論を教えているクレアールを迷わず選びました。

今年の方針

昨年までの私はコツコツやるというタイプではなく、あまり計画を立てずに答練の直前に集中して勉強するというタイプでした。その結果、答練の点数は良かったものの復習がおろそかになってしまい直前期には1から勉強し直すという効率の悪い勉強法になっていたのだと思います。そこで、今年は年間の計画を立てて、月間の計画を立てて、週間の計画を立てる、というようにして年間を通しての規則正しい勉強を心がけました。勉強は積み重ねがとても重要で、コンスタントに勉強をし続けることが合格への近道なのだと思います。

短答式対策

受験生が増えているにもかかわらず短答式の合格者は変わらないので、これまで以上に力を入れる必要があると思います。私の場合は理論科目については、2〜3週間前からテキスト・法規集・問題集(短答式理論科目集中トレーニング)・短答式答練をひたすら読みました。計算科目については個別問題集を全部解きなおしてあやふやな知識を確実なものにしました。これらの作業は、結果的に論文式試験にとっても大いに役に立ちました。

科目別の論文式試験対策

<簿記>

この科目は得意科目だったのですが、ほぼ毎日(1時間問題を)1〜2問解きました。それは、この科目は本試験の最初の科目でこれが出来れば、精神的に楽になると思ったからです。また、簿記は、たとえどんな問題が出ても大きく差がつくので得意科目にすると心強いでしょう。私は、勉強を始めた頃はこの科目は苦手でしたが、とにかく同じ問題を何回も何回も繰り返し解くことによって(10回以上解いた問題もありました)、いつの間にか苦手意識が無くなり点数も伸びていきました。

<原価計算>

 この科目も簿記と同じでほぼ毎日1〜2問解きました。やはりこの科目も得意科目にしておくと他の受験生に大きく差をつけることが出来ると思います。ただし、最近は理論問題が多く出るのでそれにも力を入れる必要があると思います。

<財務諸表論>

 この科目は石井先生の言うとおりに勉強すれば何も恐れることはないでしょう。暗記量は比較的多いので根気が必要だと思います。私の場合は直前期に友人とスピーチしながら覚えました。

<監査論>

 私はこの科目は最初とても苦手で嫌いだったのですが、答練ごとに優秀答案・模範解答と自分の答案との違いを徹底的に分析して、1点でも多く点数を取ることを心がけた結果得意科目に変わりました。この科目も直前期に友人とスピーチして知識の再確認に努めました。委員会報告書や監査基準は全く読みませんでした。

<商法>

この科目は1番勉強しにくい科目でしたが、事例問題の場合には問題提起とあてはめというパターンを意識し、説明問題の場合には論点の網羅性に細心の注意を払いました。また、まとめノートを作り、覚えやすくしてから覚えました。

<経営学>

私は戦略・管理論が大の苦手で、答練では1度も偏差値60を超えることはありませんでした。しかし、答練を覚えて、さらにテキストを熟読した結果、本試験では何とか合格レベルの答案を書けたのではないかと思います。財務論は馬場先生を信じれば間違いないと思います。本試験ではこの科目で大きくアドバンテージをとることができました。

<経済学>

この科目は、最近の試験傾向から見て計算問題中心になると予想できたので、ひたすら計算問題を解きました。また、いろいろな問題形式に慣れることが必要だと思ったので他校の答練を問題集代わりに解きました。

答練の活用方法

私は答練を勉強のペースメーカーとして利用していました。

理論科目の答練は、まず予習をしっかりして、次に模範解答を覚え、最後に帰ってきた答案・優秀答案の比較と採点講評を読む、という作業を怠りなく行いました。特に商法はこのおかげで成績がかなり伸びました。

計算科目は一切予習はせずに復習に力を注ぎました。

非常識合格法のメリット

非常識合格法によれば、「合格に必要なこと=テキストに書いてあること」なので、安心して学習することができることです。つまり、テキストの内容をしっかり覚えれば確実に合格できるということです。私にはなぜこれが非常識なのかが最後まで理解できませんでした。

本試験

今年の試験は例年よりも若干難易度が高く、満足のいく答案があまり書けませんでした。しかし、落ちてたまるかという強い気持ちと決して諦めなかったことが合格につながったのだと思います。本試験では見たこともない問題がたくさん出るということは覚悟の上で試験に臨めばあまりあせることもないと思います。

最後に

今回、私は4回目の受験でようやく合格を勝ち取ることができました。去年までの私に足りなかったものは絶対に合格するという強い気持ち・精神力だったと思います。今年は最後の受験と決めたことで本試験が終わる瞬間まで緊張感を維持できたのだと思います。

受験が長いと精神的に辛くて現実逃避したくなることもありましたが、そのような逆境が自分を成長させてくれたと思います。人生には何一つとして無駄なことはなく、あらゆる経験を生かすも殺すも自分次第なのだと思います。これからは、これまでの体験を生かしてさらに成長していきたいと思います。

私の長い受験生活の中で本当に苦しいとき、友達・先輩・後輩その他たくさんの人の励ましが大きな力になりました。とても感謝しています。

また、私をこの世界に導いてくださり、励ましの言葉をかけてくださり、そして最後までご指導してくださった石井先生、勉強しやすい環境を作ってくださり、わがままを受け入れてくださり、時には話し相手になってくださった事務局の佃さん・下川さん・小山さん・「先輩」には本当にお世話になりました。ありがとうございました。