公認会計士試験合格体験記「地方在住である私の一発合格法&科目別学習法 」 杉本 幸太さん

杉本 幸太さん

  • 八戸工業高等専門学校卒 豊橋技術科学大学中退
  • 一発合格(短答式試験1回目はお試し受験)
目次

はじめに

私は2016年度公認会計士試験に合格した杉本幸太と申します。私が公認会計士を志した理由は、人生の軸となるような資格を取得したいと考えていた時に公認会計士の存在を知り社会に貢献できると感じたことです。私は短答式試験を3回、論文式試験を1回で合格することができました。この経験から得られたことが皆様の参考になれば幸いです。

クレアールを選んだ理由

私がクレアールを選んだ理由は、

  • ①地方に住んでいる私にとって通信講座が充実していること、
  • ②論点を絞った学習方法が私に向いていると感じたこと、
  • ③受講料が良心的であったこと

です。特に②については、テキストなどに載っていることは全て完璧にしたいと考えてしまう私の性格を考えれば、初めから論点を絞ったテキストなどを利用しなければ公認会計士試験を突破することは難しいのではないかと感じました。

1回目の短答までの勉強

まず、私が学習を開始したのは2013年の11月のことでした。その際、独学で日商簿記2級の取得を目指し市販の教材を利用して学習しました。そして、2014年2月の簿記検定を無事合格できたことから引き続き独学で1級の取得を目指すことにしました。2級と1級との間の難易度・範囲の広さの違いに苦戦し、万全とは言えない状況で臨んだ2014年6月の簿記検定は不合格でした。ここで、独学での限界を感じ専門学校の利用を考えました。

そして、上述の理由からクレアールでの学習をスタートしました。プロの講師の方々の解説はとてもわかりやすいものでした。しかし、11月の簿記検定も不合格となってしまいました。今思えば、専門学校を利用したことに安心感を覚え「理解したつもり」になっていてアウトプットが不足していたと思います。それでも、半年後に短答を控えていたため他の科目の学習をスタートしました。なんとか講義についていくのが精一杯という状況で迎えた短答式試験は不合格でしたが本試験の問題と答練を比較した結果、答練レベルの問題を解くことができれば十分合格できるということを感じることができました。

2回目の短答までの勉強

短答式試験を受験して感じたことを活かし、答練を利用したアウトプット重視の勉強を行いました。具体的には、答えを覚えるまで何度も解き直し、間違えやすい問題や理解の不足している問題はテキストや講義映像に戻って復習するという方法です。この方法によって、前回より自信を持った状態での2回目の短答式でしたが惜しくも不合格でした。原因を分析した結果、計算問題を解く精度が不足しているのだと感じました。特に、試験当日の最終科目である財務会計論は疲労感のある状態で臨まなければならないことから、単純なミスが多くなってしまいます。これらの反省から、多少ミスがあった場合でもそれをカバーできるよう他の科目の得点をアップさせる必要があると思いました。

3回目の短答から論文までの勉強

まず、この時点で租税法と経営学の学習もスタートさせました。特に租税法は範囲が広く、多くの時間を要するためできる限り進めておくべきでしょう。また、短答合格に向けて行った勉学習方法は次のとおりです。      

企業法

網羅的に学習するためテキストを読み直し、答練で出題されたやや細かいと考えられる論点についても確認すること。ここで注意したいことは細かい論点を学習することを重視することではないということです。あくまでも基本的な問題を解く力を維持することを重視し、余裕があれば細かい論点についても確認するという方法です。細かな論点については本番で出題されたらラッキーという程度で良いと思います。

監査論

監査基準、答練や市販教材の解説にある委員会報告をよく読むこと。この際、なぜそのような結論となっているかをイメージしながら読むことをおすすめします。そうすることで、監査という制度の全体像を理解することができ論文式試験のための学習にもつながります。

財務会計論・管理会計論

この2科目については計算の精度を高めることを意識し、引き続き答練を解くことを重視した学習を行いました。特に財務会計論の答練は本番と同じ状況となるように夕方以降に解くという方法をとっていました。また、財務諸表論については法規集を用いて「結論の背景」の暗記をスタートしました。そうすることで、結論を忘れづらくなるだけでなく論文式に向けた学習をすることができます。

論文までの勉強

短答合格後の学習は、スピーチによる理論科目の暗記が中心でした。これは、短答合格までの学習で計算について自信を持つことができていたためです。私と同様に5月短答から論文を目指している方は、5月まで計算を学習してきたことを活かした計画を立てることをおすすめします。5月短答合格者であることは決して不利なことでありません。あとは合格することだけを考えて、一心不乱に学習するのみでした。

最後に 

合格発表の日に、自分の受験番号を見つけた時の達成感は今までに感じたことのないものでした。あの達成感をぜひみなさんにも味わっていただきたいと思います。

また、私を合格に導いてくださったクレアールの講師・職員の方々にお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 

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