公認会計士合格体験記「社会人が合格する方法」奥原 匡博さん

奥原 匡博さん

  • 法政大学 法学部 卒
目次

はじめに

 私は某金融機関に勤めていましたが、会社の将来性に限界を感じ、転職を決意し公認会計士を志しました。2008年の初受験では、短答式試験で不合格。2009年の短答式・論文式試験に合格しました。短答式試験合格後に、論文式試験に備えるため、会社を辞めて勉強に専念しました。

クレアールに入学した理由

私がクレアールに入学したのは、非常合格法のコンセプトに共感したことです。それは、大学受験時に参考書をつまみ食い学習方法で、第一志望の大学に合格できませんでした。自分の勉強法が間違ったことに気付き、クレアールの入学を即決しました。この学習法で合格を目指す社会人でも学生や受験専業の方に比べて圧倒的に不利なのが勉強時間ですが、私は、隙間時間に如何に勉強するかを心掛けていました。例えば、暗記物は単語カードを作成し、何時も携帯し時間ができると見たり、歩きながら監査基準を唱えたりしていました。一日の生活を振り返ってみると以外に隙間時間はあるので、その時間を効率的に使っていました。

科目別勉強法

■簿記

簿記は1級が本当に大切です。1級を勉強している時に如何に過ごすかで会計士試験は決まります。確かに、論文式試験では簿記ができると大きな得点源になりますし、短答式試験では重要です。私は1級の学習中テキストの例題、問題集を何回も解きました。飽きるまで解いてやっとその問題は自分の物になます。ただ解くだけでは要領が悪いので、まず問題を解き、日付と所要時間を書きます。次に問題の理解度に応じて、◎、○、△、×の4段階に分類する方法です。再度解くときは×から解き、効率を高めました。会計士講座に入ってからは、論文式答練を何回も解きました。間違いノートとジャンルごとの「簿記手順ノート」を作りました。短答式対策は、本番2か月前から、毎日1時間程度解いていました。短答式は時間との勝負なので何分で処理できる問題かどうか意識して解きました。

■管理会計

管理会計は直前期に疎かになりがちなので、1級が大切です。理論は、原価計算基準の分野での得点源を目指し基礎期のスピーチ集を単語帳に写し、丸暗記しました。

■財務諸表論

定義スピーチ、解答スピーチ、論文式答練の問題を単語帳に写し覚えました。また、会計基準の読み込みを大切にし、「会計基準に載っていないことがでたらしょうがない」と割り切って勉強しました。

■企業法

短答式試験までは、短答式試験に特化しました。企業法も基礎期のスピーチ集を単語帳に写し覚えました。また、短答式答練でスピーチ集に載っていないものを単語帳に写し覚えました。論文式対策は、短答後、スピーチして丸暗記しました。私は、文章を書くのが元々苦手なので、暗記することで、文章構成、接続詞の使い方のコツを掴みました。

■監査論

まず、監査基準を丸暗記しました。丸暗記することによって、監査の流れを理解できました。また、監査基準前文、内部統制基準の読み込みは重要視しました。

■租税法

簿記、管理会計と同様にテキスト、問題集、答練を何回も解きました。年々、細かい論点が出題されているみたいですが、細かい論点は気にせず、基本的な問題を確実にとることがポイントです。

■経営学(管理論)

出題範囲があってないようなものなので、勉強に苦労しました。テキストの章の初めにキーワードが載ってあるので、このキーワードに載っていないものがでたら諦めようと割り切って勉強しました。 

■経営学(財務論)

テキストを読み込み理解につとめました。特に、財務論は基礎期の内容を理解できていないと、応用期全く理解できなくなります。基礎期の理解が重要な科目と思います。また、短答後は、答練を4、5回解きました。坂口先生はクレアールの中でも、テキスト、授業が特に素晴らしいので、坂口先生についていけば間違いありません。

五十嵐塾

私は五十嵐塾に所属していたのですが、五十嵐先生と出会い、また他の素晴らしい仲間と巡り会い、本当によかったと思っています。五十嵐先生、他の仲間、本当にありがとうございました。

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