公認会計士合格体験記「努力ついに実を結ぶ」西沢 洋輔さん

西沢 洋輔さん

  • 明治学院大学 卒
目次

1 はじめに

 私は大学卒業後に初めて公認会計士試験に挑戦し2008年に短答式試験に合格、そして、2010年に論文式試験に合格出来ました。

2 クレアールに入学した理由

 私は様々な予備校に説明を聞きに行ったのですが、非常識合格法の説明をクレアールで受け非常に強いインパクトを受けました。頻出論点を徹底的に学習することやテキストが合格に必要な論点に絞られており非常に薄い事、又スピーチが行われており学習方法が明確である点に合格実績という裏付けがあった為、クレアールに入学しました。

3 失敗談

 私は論文式試験に2回も失敗しました。その原因は非常識合格法を徹底出来なかった事です。私は直前期に他校の直前講義や模試等が気になり手を広げてしまい自滅しました。直前期は何かと不安になりますが最後まで非常識合格法を信じ抜いてください。今年は直前期は復習に力を入れる事で、重要な論点の理解が更に盤石なものとなり、解答スピードの向上や応用論点への対応が可能になりました。

4 学習スタイル

 私は講義を含めてすべて受講しました。同じ内容の講義であっても知識は深まりますし、新たな発見もありました。又、答練については予習をして、ペースメーカーとして利用しました。時にはジムへ行き汗を流してリフレッシュしたり、モチベーションを上げるため昨年の不合格時の掲示板をプリントアウトし、机の常に見える位置に貼っておきました。これを見る度に悔しさなどが蘇り、恐怖心から勉強しました。(笑)

5 科目別学習法

・簿記

 テキスト中心に学習を進めました。クレアールの簿記のテキストには理論も載っている為、理論を意識しながら例題を解きました。この学習方法が本試験で役立ち、思考力問題にも対応できました。

・財務諸表論

 テキストの理解と暗記をしました。インプットはテキストの読み込みやそれをICレコーダーに吹き込み移動中に聴いていました。アウトプットの練習はスピーチを行いました。会計基準は概念フレームワークという基礎的な考え方がある為、他の論点との繋がりを意識しながら学習するとより理解が深まります。

・管理会計

 計算については答練に標準を合わせて問題集で予習をし、答練を復習するというサイクルでした。理論については本試験でも比重が重いのでテキストの読み込みや答練で出題されたものをICレコーダーに吹き込み聴いていました。又、私は経営学選択であった為、論述する際は経営学の知識もフル活用しました。

・監査論

 監査論はまず全体像を理解することが大切だと思います。監査の体系を一つの図にして、その図を見ながら監査基準を何回も読みました。又、今年の本試験で感じた事ですが配布される基準集にもある程度慣れておく必要があると感じました。

・租税法

計算についてはテキストベースで学習し答練で実践力を養えば十分です。ただしテキストに載っている事はすべて覚えるつもりで学習し、本試験ではすべての知識を活用し、十分に検討してから解答する必要があります。

・企業法

 まずはテキストの論証例をスピーチ出来るようにする事が大切です。そして面倒くさがらずにその都度条文を引く事をお勧めします。条文の構造を理解する事は本試験で説明問題が出された時には非常に有効ですし、根拠条文を探すスピードは合否に大きく影響します。またゴロ合わせで条文番号を覚えて、スピードはもちろん本試験の緊張した状態でも度忘れを防ぐようにしました。

・経営学

管理論についてはテキストと答練を藤原先生がおっしゃった重要度に応じてスピーチで覚えました。財務論については入門書を何冊か読み、その後に坂口先生の講義を受けると理解がしやすく得意科目になりました。

6 最後に

 今年の合格発表で私の番号をパソコンの画面で確認した時は嬉しさのあまり放心状態になりました。まさに感無量でした。そして、あの気持ちをこれから受験する方にも味わってほしいと思います。会計士試験は努力すれば必ず報われる試験であるので、この体験記を読まれている方たちも必ず合格を勝ち取ってください。

 長丁場になってしまった受験生活の中で常に感じた事は周りの方々が支えていてくれる事への感謝です。最適な学習環境を提供してくれた家族には深く感謝しています。又、先生方、スタッフの方、受験仲間の方等、皆様のお力添えのおかげで合格できました。本当に感謝しております。有り難うございました。

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