新澤 舞さん
- 東京大学 農学部 卒
はじめに
私は大学卒業後、女性が活躍できる環境で仕事をしたいという理由から、国家公務員と公認会計士の2つを候補に考え、国家公務員を選択しました。実際に国家公務員として働いてみると、同僚は国家に貢献したいという志を持った者が多く、非常に多くの刺激を得る日々でしたが、閉鎖的な面や、社会に通用する専門性を身に付けたかったことや常態化している長時間勤務に体が持つのかという不安もあり、一度は考えた公認会計士という職業について改めて思案するようになり、既に活躍している先輩から話を伺い、思案の末、公認会計士を目指すことにしたのです。
公認会計士を志した理由
私が公認会計士を目指すこととした理由は以下の3つです。
- ①女性が活躍できること
- ②様々な業界と関係を持つことができること
- ③自分次第で様々な活躍が可能になること
クレアールアカデミーに入学した理由
公認会計士を目指そうと考えた時に、まず石井先生の『非常識合格法』を読みました。読んでみた率直な感想は、大部分は当たり前のことが書いてあるだけでした。それは、石井先生の考え方が自分と合致しているのだと理解し、クレアールに入学することにしました。短期間で合格したいと思っていたので、カリキュラムが短い点も自分には合っていました。
また、クレアールアカデミーに入学した別の理由として、社会人経験者の私と同じような境遇の人が多く、勉強仲間を作るという目的で年に何回か懇談会を開催しており、この懇談会は本当に素晴らしい場でした。
「非常識合格法」のメリットと実践方法
「非常識合格法」のメリットは、効率的かつ効果的な勉強をするため、やる気を維持したまま、短期間で合格水準まで自分の学力を高めることができることです。
私が非常識合格法で最も共感する教えは、計算科目に関して、「答練は満点がとれるようになるまで何度も解き直す」というものです。簿記は受験数学と同じように解法パターンが決まっています。基本の解法パターンが身に付いて初めて問題が解けるようになるからです。
私の勉強スタイル
私はダラダラと勉強するのが好きではありません。私は自分の脳がいかに怠惰であるかを知っていたので、自分の脳がやる気を出し、集中してくれるためにどうすれば良いかを常に意識していました。具体的には以下の通りです。
- ①1日の時間をコマ切れにして使う
- ②区切りのいいところで必ず休憩する
- ③座学にこだわらず、身体を使う
- ④息抜きに遊ぶ
まず①ですが、脳は飽きやすいので、長時間同じことをやり続けると集中力が低下してしまいます。1日の始まりに、おおまかに1日の時間を区切って(2時間等)、何の勉強をするのか決めていました。時間の制限があると集中力は高まります。
次に②ですが、当然みなさんもやっていると思います。休憩して脳を一度休ませてあげてください。
次に③ですが、①に通ずるものがあります。身体を使おうということです。特に私が活用したのは、ノート代わりにもなる大きめのフラッシュカードです。スピーチ課題を記入したり、租税法の計算式を書いたり、企業法のロジックをまとめたり、簿記の有効な解法パターンを書いたり・・・と、かなり自由に使っていました。持ち運びにとても便利で、付け加えたり取り外したりも容易なので、とても重宝しました。このフラッシュカードがあれば、立ちながらでも、散歩途中でも、ストレッチしながらも勉強できます。
最後に④ですが、勉強一辺倒では心も身体も持たないので、週に1度くらい遊びましょう。スパっと勉強して、残りは遊ぶと決めてしまった方が効率的な勉強ができます。
これから公認会計士を目指す方へ
なぜ公認会計士を目指すのですか?一つに、この資格があれば安心だから・・・という理由があると思います。全ての人が同じ可能性を持っています。アプローチの仕方が正しければ、必ずゴールに到着することは出来ます。大事なことは、絶対に合格という地点に辿り着くのだという気概と自信を持つこと、そして意味のある勉強を積み重ねて一歩ずつ登っていくことです。頑張ってください、応援しています。