公認会計士合格体験記「メリハリをつけた受験生活を心がけよう」松原 大樹さん

松原 大樹さん

目次

はじめに

私は高校、大学、とスポーツ推薦で入学したためこれまで「受験」というものを経験したことがありませんでした。こんな私が比較的短期間で合格できたのは、非常識合格法のおかげだと思います。

クレアールを選んだ理由

「非常識合格法」という言葉のインパクトに惹かれました。初心者の自分にとって、薄いテキストで重要論点だけをひたすらまわすという方法が自分に合うにように感じましたし、スピーチという具体的な暗記法を示してくれている所が非常に魅力的でした。

勉強スタイル

私は午前中から夕方まで自宅で学習し、夕方から個別DVDブースで講義を視聴するというスタイルでした。個別DVDにした理由の一つは講義を1.5倍速で聞けることです。一回の講義は約3時間ありますが、これを2時間で視聴し、浮いた1時間でもう1度復習をしたほうが効率的かつ効果的であると判断しました。

二つ目は学習計画を自分で立てられるという点です。受験生活は短くはありません。この受験生活と付き合って行くには自分でスケジュールをコントロールし、休む時は休む、遊ぶときは遊ぶというメリハリを自分でコントロールできる方がよいと思ったからです。

科目別勉強法

簿記

基本的には答練を重視しました。年明けからは半年かけて3回転ぐらいのペースでテキストの例題も少しずつ回しました。出来るものは削っていくという柴山先生流を採用しました。この際、各章の説明を読んでから解くようにしていました。簿記のテキストに財表の内容も書いてありますので、今まで気づかなかった論点にも気づきます。

財務諸表論

テキストをQ&Aに加工し、何回も何回もスピーチしました。新基準については、基準の結論の背景も読み込みました。財表はかなりテキストが薄く直前期には不安になりましたが、終わってみれば全く無用の心配でした。

管理会計論

短答式答練(計算のみ)を定期的に解きました。論文式答練の計算部分は短答答練にない特殊な論点のみ復習しました。短答式を通る力があればそれ以上に計算力を上げる必要はありませんので、計算は力を維持する程度に抑え(二日で1時間強)、理論に力を入れました。

理論はテキストをQ&A形式に加工してスピーチしました。さらに論文答練の理論問題をノートにまとめ、こちらもスピーチしました。

企業法

企業法は条文集を素早く使いこなせるようになると有利であるため、スピーチの際は条文を逐次引くようにしました。条文が使いこなせれば条文に書いてある事は覚えなくて済むので暗記の軽減にもつながります。 

監査論

答練での点数が伸びず、苦手意識のある科目でした。平林先生が監査用語の定義を暗記してみてくださいというお話しとともに、監査用語が並べられた1枚の紙をお配りになり、その監査用語の定義の暗記してから次第に成績が上がりました。用語の定義をそのまま書くという問題は出ませんが、定義の暗記により各用語の表す意味の理解度が大幅に上がります。私が覚えたのは80個ほどですが、これで受験上必要な監査用語はほぼカバーしていると思います。テキストのスピーチもやりましたが、委員会報告書、監査基準は直接は読みませんでした。

租税法

こちらは得意科目でした。講義を除けば週に4、5時間のペースでテキスト、問題集、答練を回していました。テキスト等が薄いので量的にはたいしたことはありません。

租税法はパターンさえつかめれば簡単な科目だと思います。また、消費税はケアレスミスとの戦いだと思います。そこで、下書きの方法を固定化し、機械的に下書きに数字をあてはめて解いて行けば解けるよう下書きを工夫しました。これはかなり効果があり、難問といわれた今年の消費税でも7割以上得点できました。

経営学

こちらは昨年唯一科目合格がとれた科目でした。管理論はテキスト、答練をスピーチしました。財務論は当初はさっぱり分かりませんでしたが、市販の入門書を何度か読みテキストに戻った所、少しずつ理解できるようになりました。最終的にはクレアールのテキスト、答練のみを回しました。本試験では藤原先生、坂口先生が大的中させてくれたました。経営管理論は管理会計論と重複する論点があり、選択科目としてとてもお奨めです。

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