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合格体験記「私の一発合格法」 飯島 光修さん

飯島 光修さん

  • 上智大学在学中
  • 一発合格

○入学までの経緯

 私は、2014年の10月下旬、大学3年時にクレアールに入学しました。大学でのサークル活動を一通り終え、就職活動を始めたときに、自分の将来を改めて考えた結果、就職活動をせずに公認会計士を目指すことを決心しました。周りの友人とは異なる選択であったため、不安に感じることが多かったですが、結果的にやりとげることができました。

 学生で公認会計士を目指す中では、大学3年という比較的遅い時期に目指し始めたこともあり、私が予備校選びで重視したことは、会計士試験に短期で合格できるツールが整っているかどうかでした。予備校選びで、5つの予備校に足を運びましたが、①クレアールの薄いテキスト・②ネットで講義を好きな時に聴けることが、他校よりも短期合格可能性が高いと判断し、クレアールを選びました。

○受験スケジュール

  • 2014年10月簿記3級(大学3年)
  • 2014年11月簿記2級
  • 2014年12月簿記1級商業簿記
  • 2015年1.2月簿記1級工業簿記・管理会計論
  • 2015年3月上旬~4月中旬 財務諸表論・監査論・企業法講義
  • 2015年4月下旬~5月短答 復習
  • 2015年5月短答 60% 不合格
  • 2015年6月 簿記2.1級合格
  • 2015年12月短答 73% 合格
  • 2016年5月 他校 論文模試 E判定
  • 2016年7月 他校 論文模試 D判定
  • 2016年8月 論文 合格(大学在学中)

 私の受験の時系列はこのような感じです。

 無謀にも2015年5月の短答に合格するつもりだったので、講義を2倍速で、日程的にもきつきつで講義を観ました。結果的には落ちてしまいましたが、この数ヶ月で公認会計士試験の範囲を把握できたことが短期合格の鍵だと今でも感じています。2015年5月の短答が終わったときには、もうすでに12月までにやることが明確になっていたので、特にプレッシャーを感じずに2015年12月の短答の対策をすることができました。

また、2014年10月〜2015年2月までは簿記の計算しかやりませんでしたが、この時期に計算力が一気につきました。ここで計算力に不安がなくなったことも短期合格の鍵だと思います。この時期の学習法は、クレアールの簿記1級合格体験記の方に書いてあるので、参照していただけるとありがたいです。

○勉強方法方針(主に理論)

 あくまでも私個人の場合です。使用教材はクレアールのテキストと、クレアールの答練のみです。

〈直前期以外〉

1.理解

 まずは講義を観ます。テキストに自分なりの書き込みをし、その講義中になんとなく概要をつかみ、まったく理解できない箇所をなくします。テキストを見たままでいいので、そのページに何が書いてあり、どういう意味なのか説明できるようにします。これが理解の段階です。この理解の段階が曖昧だと、このあとの段階に非常に時間がかかるので、この理解は絶対です。

2.暗記

 ここで暗記とは、目をつぶった状態でも、そのページに何が書いてあって、どういう意味で、かつそれを人に説明できることです。そういう意味で暗記をすることができれば、暗記方法はどんな方法でもいいですが、私の場合の暗記方法は、“暗記すべきことを暗記しようと何度も本気で努力すること”でした(すごい当たり前のことですが 笑)。本気で暗記しようとしても、次の日には大部分が思い出せそうで思い出せない状態になります。その思い出せそうで思い出せない状態がチャンスです。そのときに脳内で上書き保存するように、もう一度本気で暗記する努力をします。そしてまた日がたって、思い出せそうで思い出せない状態のときにまた暗記する努力をします。これを何度も繰り返し、結果的に暗記すべきこと(たとえばテキストの全てや、テキストの中でも短答式・論文式論点で覚えるべきとこなど)をすべて暗記する状態までもってきます。

3.実戦

 答練や過去問を解きます。できない問題が何問も出てくると思います。そのときに、自分の暗記の質の低さに気付くはずです。もう一度言いますが、暗記の質は、暗記すべきことを何も見ずに人に説明できるレベルの質です。それで再び2.暗記をします。

 この段階でもう一つ大事なのが、間違った問題や暗記したい箇所をテキストに書き込むことです。テキストの内容を何回も暗記することを前提としているので、勉強期間に1番目にするのがテキストです。ここで間違った問題等を書き込むことによって、テキストに書いてない暗記すべき箇所も何度も目にするので、テキストの内容と一緒に暗記することができます。

直前期以外 まとめ

 このあと2→3→2……と何度も繰り返していきます。どのような周期で行うかは自由ですが、なるべくシステマチックに自分なりの予定をたててやるべきです。この繰り返しによって求められる暗記の質も理解でき、暗記すべきことも暗記でき、本番に出そうであろう範囲も知ることができ、自分オリジナルのテキストができます。これが直前期以外の勉強法です。

〈直前期〉

 直前期の勉強はとても単純です。試験までに暗記すべき範囲を明確にし、その暗記すべき範囲をひたすら暗記する努力をするだけです。私の場合、短答・論文前ともに1ヶ月半前までにはその作業を終え、残り1ヶ月半はひたすら暗記すべきことを暗記する努力をしてました(もちろん実際の試験を想定して、答練なども解いていましたが)。

 ここで私が直前期にしていた勉強内容を具体的に記しておきます。前提として、使うものはクレアールのテキストのみです。

短答直前期

・財務諸表論

 3時間/日×3日間。3日間周期。
1日目…財務諸表論 基本講義 約100ページ
2日目…財務諸表論 応用講義 1~100ページ
3日目…財務諸表論 応用講義 101ページ~最後まで

・監査論

 3時間/日×3日間。3日間周期。
1日目…監査論 テキスト 1~150ページ
2日目…監査論 テキスト 151ページ~最後まで
3日目…監査論答練、委員会報告書
各日、時間があまったら、委員会報告書で答練・過去問に出たとこを読み込むか、ほかの科目に時間をまわす。

・企業法

 3時間/日×3日間。3日間周期。
1日目…会社法 テキスト全範囲(or肢別問題集の会社法の範囲)
2日目…商法、金商法 テキスト(or肢別問題集の商法、金商法の範囲)
3日目…答練、過去問、肢別問題集

・管理会計論(理論)

 1~1.5時間/日。
原価計算基準読み込み、管理会計部分のテキスト読み込み、答練、過去問。

・簿記

 1~1.5時間/日+各科目で余った時間
・商業簿記…簿記テキスト例題、総合問題
・工業簿記…簿記1級の問題集、答練、過去問

論文直前期

・財務諸表論

論文用暗記事項のA、Bランク(全22章分)を全て暗記する。
1.5時間/日×3日間。3日間周期。各日7章分ずつ。

・監査論

基礎テキストの論文の範囲を暗記する。
1.5時間/日×2日間。2日間周期。

・企業法

企業法の書き方を学ぶ(問題提起→規範定立→あてはめ)。
重要な論証を全て暗記する。
答練を通して、書き方を確かめる。
定期的にテキストを読んで、企業法の範囲を網羅的にやる。
1.5時間/日×3日間。3日間周期。
1日目…テキストの論文範囲を暗記する。
2日目…論証のa.b論点をすべて暗記する。
3日目…答練や過去問を自分の言葉で書く。

・管理会計論

答練で出た理論問題のみまとめて暗記する。
管理会計の理論でやったことはこれだけです。復習しやすいようにはさみで切ったりしてまとめてやると30分くらいでできるようになります。それを時間があいたときに定期的にやりましょう。

・租税法

2時間/日×7日間。7日間周期。
1~2日目…法人税テキスト例題+法人税の計算のみ答練
3~5日目…消費税・所得税テキスト例題+消費税・所得税の計算のみ答練
6日目…答練の理論
7日目…予備日。この7日間で理解が曖昧なところ

・経済学 省略

○最後に

勉強していくうえで、様々な情報が入ってきます。モチベーションを上げるためにすべきことや、このテキストを使った方がいいとか、SNSで赤裸々に成績を発信した方が成績はのびやすいとか、勉強方法の情報は様々です。

しかしここで本質を考えてみましょう。試験に合格するためには、答案に正解を記すことが必要です。答案に正解を記すためには、記すべき事項を暗記すること(または、記すべき事項を導く材料・思考方法)が必要です。ということは、勉強方法を選択するうえで重要なのは、暗記すべきことを効率的に暗記できるか否かです。

何かの勉強方法を選択したから結果が出るのではなく、勉強方法はあくまでも結果を出すための手段の一つであるということを常に頭に入れときましょう。朝型にすべきとか、このテキストを使うべきとかは手段の一つです。それが合う人もいますし、合わない人もいます。どんな勉強方法をしていたとしても、結局本番当日に答案に記すべき事項を記せればなんら問題ないです。なので、なるべく早い時期に自分はどの勉強方法があってるのか実験を繰り返し、自分に合う勉強方法を見つけてください。

私はクレアールの教材しか使っていませんが、やはり他校と比べた時のクレアールの母集団を考えると不安になることも受験勉強中何度もあると思います。そこでそのような不安を1番解消できるのは、クレアールで会計士試験を突破したOBと話すことだと思います。少なくとも私はそうでした。そして私のような人も数多くいると思います。この合格体験記だけでは分からないところもあるはずですし、私自身すべてを書き記すことはできませんでした。もし私に何か聞きたいことなどがある方がいらっしゃったら、私はそのような方々の相談にのりたいと思っているので、クレアールを通して是非ご連絡をくださると嬉しいです。

クレアール生の合格を心より願っております。

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