公認会計士試験合格体験記 「クレアールで学習していけば間違いなく大丈夫!」 榎本 翔さん

榎本 翔さん

  • 東京大学大学院
  • 一発合格
目次

1.受験の動機

 私は元々金融機関でトレーダーをしておりました。仕事そのものは大変面白く、やり甲斐もありましたが、金融機関に対する規制強化により金融機関の保有できるポジションやリスクが制限され、また同時に日銀の金融緩和政策により長期に渡って国債金利が低位に張り付いていた事もあり、トレード件数や額が激減、トレード経験が思うように積めない事にもどかしさを感じておりました。そんな中、業務で簡単な財務分析をする機会があり、それがとても面白かったため、簿記に興味を持ちました。そこから自身の会計スキルを高め、それを軸に仕事の幅を広げたいと考えました。そして、どうせ勉強するならとことん極めたいと思い、会計系資格の最高峰たる公認会計士の取得を目標に設定しました。また、将来的な独立の可能性や自身で主体的にキャリアを構築できる可能性の高さも魅力的でした。

2.クレアールを選んだ理由

 以前に別の金融系資格の勉強で他の大手校にお世話になったので、当初はそちらに入学するつもりでした。しかし膨大なテキストの量と講義数から働きながらの受講は厳しいと認識し、何とか働きながら学習できる学校はないかと探していたところクレアールを知りました。どんなものかと話を聞きに行ったところ、聞き慣れない非常識合格法やら他校比でのテキストの薄さや勉強にかける時間の少なさやらを説明され、一般的に非常に難関として知られる資格なので最初は本当に大丈夫かと正直半信半疑でした。しかし仕事との両立を考えたらあまり手を広げすぎるのは良くないと考えていた事もあり、この点がクレアールの非常識合格法の理念と一致していたので、入学する事にしました。また、仕事の都合上、通学が困難で通信での受講を考えていたので、クレアールは通信主体で学費面でも大きな魅力があった事も理由です。

3.通信で学習することの利点や注意点

 何よりも時間と場所を選ばずに学習できるのが最大の利点だと思います。私は家だとすぐ寝てしまうので、仕事後に行きつけの喫茶店でコーヒーを飲みながらよく受講しておりました。そのため、仕事後でもリラックスして学習に臨む事ができ、これが結果として長期に渡って学習を続ける事ができた秘訣だったかなと思っています。そして注意点は学習の範囲がとても広いため、働きながらだとどうしても長期戦になるので、いかにモチベーションを維持するかにあると思います。どのようにしたら自分の生活サイクルに学習という行動を自然に落とし込めるか、自分がこれなら続けられると感じるペースを作る事ができるかが大事なのではないかと思います。

4.工夫した学習方法と学習上の注意点

 勉強すべき科目数が多いので、バランスを考えながら1日にできる限り多くの科目に触れ、しばらく手をつけていないといったような科目を作らないようにしていました。合否は全科目の合計点で決まりますので、大失敗して足切りさえなければ、どれかをそれなりに失敗しても他で十分挽回可能です。また、試験なのでどうしても科目や年度毎に難易度の差が出てしまうのは避けられないので、よく言われていることですが、どの科目も間違えてはならないような基本的な問題は絶対に間違えないように心がけていました。

 具体的な勉強法は、簿記や管理会計などの計算系の科目は講義を倍速で受講後、基本的な解き方を例題などで確認したら、あとは問題集や答練などの総合問題を繰り返し解いて、試験合格に必要な実力を短期間で身に付けるように心がけていました。その際、少し考えても分からなければ答えをすぐ見ていました。というのもこの試験はとにかく解くスピードが求められるので、本番もゆっくり考える時間がほとんどないためです。財務諸表論や監査論などの理論系の科目は講義を倍速で受講後、テキストやスピーチ問題集、答練、過去問の解答を繰り返し読み、とにかく論点を頭に入れることを心がけました。この際、とにかくスピードを意識して、最初はざっくりでいいのでとにかく反復して徐々に細かいところも頭に入れていくようにしました。ただ、論文式試験では一部科目は法令基準集が配布されるので、それに載っているような論点は載っている箇所をざっと把握する程度で、極力暗記すべき量を減らしました。

 総じていかに楽して合格するかを常に考えていたと思います。それは結局は手を広げすぎずに与えられた教材の反復に尽きると思います。クレアールで与えられた教材を全科目数十回転できれば、上位合格できる実力は十分つくと思います。逆にいうとちゃんとやらないと受からない、資格試験なので暗記すべき量も多く、努力の差が反映されやすい試験だと思います。

5.最後に

 試験勉強期間中はとにかく心労が絶えないことと思います。私もまず学習開始前に、本当にこの学校でいいのだろうか、他校の方がいいのではないだろうかと思いました。なので私はあらゆる学校に足を運び、実際にテキストまで見せてもらい、比較検討の上でクレアールを選びました。学習開始後も、簿記の三級、二級まではスムーズに行きましたが、一級のあまりの範囲の膨大さに一度挫折、仕事の忙しさもあり半年くらい何も勉強しない日が続きました。けれどもここで逃げたら一生後悔するかもしれない、好きで始めたからには最後までやりきろうと思い、再開する事にしました。その後は一級、短答式試験とボーダーすれすれで合格、この時ばかりは神に感謝しました。しかし、ごまかしの効かない論文式試験の勉強を始めると、ここまでの勉強不足からくる実力の定着度合いの低さが露呈、もう一度全て基礎からやり直しをしました。するとますます時間もなくなり、いよいよヤバいと焦りを感じながらもとりあえず自身の相対的な位置の把握のためにと、春先に他の大手校の模試を受験するとまさかのA判定。何かの間違いかと思いましたが、直前にももう一度大手校の模試を受験すると二度目のA判定。結局最後まで不安は消えませんでしたが、この頃には今までやってきたことは無駄ではなかったんだという自信もでてきていました。そしてそのままいい流れを作ることができ、最終的には大きな波乱もなく合格することができました。クレアールを信じてやっていけば間違いなく大丈夫です。苦労を乗り越えた先に掴み取る勝利の喜びの味、そしてその後に飲むビールの味は格別ですので、皆様も覚悟を決めてやるからには必ず勝利してその美味を味わって下さい。応援しています。

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