第4編
女性の方が働きやすい会計士の仕事
司会 最近は女性の受験生の方が増えてまいりました。御社では女性の方の採用はどのようにお考えですか。
採用担当 女性の方も最近は多く、コンサルティング会社にも2名所属しております。グループの税理士法人のほうでは女性のマネージャーもおります。現在育休や産休をとっている者もおり、このような部分の諸制度がしっかりしておりますので女性の方も働きやすいのではないかと思います。
鈴木 女性の方でも特に抵抗なく入っていただける職場ではないかとい思います。また、当社は平均年齢が30歳ぐらいと若いのも特徴です。
司会 お若いですね。監査法人様とか税理士法人様は平均年齢が高いイメージがありますのでビックリしました。

鈴木 そうですね。僕は相当高いほうなのですが(笑)、スタッフの皆さんはかなり若い方が多く新卒で22歳とか、今年は20歳の方がいますね。
採用担当 今年は20歳で入社した方が2名在籍しております。
鈴木 非常にフレッシュな方が多いので経験がなくてもそれ程抵抗感なく入社いただけますし、女性の方も今全職種を含めると半分ぐらいになります。
採用担当 実は半分以上が女性です。当グループでは会計士や税理士と一緒にサービスをつくっていただく方をファンデーション職という形で採用しておりまして、日商簿記2級以上の資格をお持ちの方が対象になります。その方も合わせると男女比が女性が5.5対男性4.5ぐらいになります。会計業界というと男性社会みたいなイメージがあると思いますが、弊社においては女性だから浮いてしまうという事もなく、ご活躍いただけます。
司会 女性の方が増えると、随分と職場が変わりますよね。
鈴木 そうですね。雰囲気も男性ばかりよりも和みますしね。
採用担当 たまたまなのですが、コンサルティング会社は当初は全員男性でした。
鈴木 そうそう、そうでしたね。今年の1月から女性の方が入社してだいぶ雰囲気も和やかになりましたね。最近はお客様先に伺うと女性の管理職の方がいらっしゃるようなケースも増えてきております。また、企業様によっては女性のスタッフの方が非常に多いような会社もあります。このようなケースの場合は私どもの女性スタッフと一緒に対応したほうが、話がスムーズに進むケースも多々あります。
採用担当 お客様が美容系の会社さんだったりすることもありますので、女性のスタッフのほうが話しやすかったりという面もあるようです。
司会 女性の方が活躍できるフィールドはかなりあるわけですね。
鈴木 先ほどの求めている人材という話と関連しますが、女性の方がバリバリやりたいという方はバリバリやっていただけますし、ライフステージによって柔軟に働くペースを変えて、ときには少しペースをスローダウンするということも可能です。
採用担当 勤務時間に少し制限があるものの、その時間はいっぱい頑張りたいという方でも柔軟にお勤めいただくことが可能です。
司会 では最後に今勉強している方にメッセージをいただけませんでしょうか。
鈴木 人数が増えると自然に競争が激しくなっていくとは思いますが、併行して市場も広がっていくと思います。世の中の会計ということに対する注目度も自分が勉強していたころよりも高まっています。また、監査業務もそうですし、公認会計士という資格自体の注目度が世の中でかなり高まってきていますので当然仕事も広がっていくはずです。合格することが最終目標ではなく、そこからどうやって将来のキャリアプランを実現していくかということが本当の勝負になってくると思います。勉強だけで燃え尽きずに、その後についても明るい希望を持って学習していただけたらと思います。
司会 受験中も鈴木さんのお話のとおり、遊んだり、色々な本を読んだりしながら合格してからのこともイメージしたほうが良いということですね。
鈴木 難しい試験なので勉強の事だけを考えるのは仕方がない面もありますが、気分転換もしながら、友達付き合いなどの人付き合いも非常に大切です。そのような事も忘れずに合格した後はどのようなキャリアプランを実現していくかを考えつつ勉強していただけたら良いかと思います。
司会 受験中に気をつけられたことはありますか。
鈴木 勉強を進めているとすごく焦りを感じて毎日とにかく勉強時間を長く確保したほうがいいのではないかと強迫観念にかられるようなことがありました。そこで無理をしてしまうと、1週間、2週間ぐらいは続きますがしばらくすると体調を崩して休んでしまい、その後に回復するまでに時間がかかってしまうことがありました。無理なくコンスタントに、続けられる時間で自己管理していくのが良いのではないかと思います。例えば月曜日から土曜日まで勉強したら日曜日は休むとかしてペースをつかんだほうが良いと思います。
ある時期に無理をして学習しても、実際の本試験で実力を発揮できなければ仕方ありません。本試験の時期に精神面、体調面ともにピークになるようなイメージをして学習していくのが良いかと思います。
司会 初めて学ぶ方ですとこれでは勉強が足りないのではないかと感じられて無理をしてしまう方がたくさんいらっしゃいます。このような時は思いきって休む時は休み、モチベーションが下がらないように学習されたほうが良いという事ですね。
鈴木 そうだと思いますね。その他には1つのことにこだわり過ぎない事ですね。この科目はこのレベルまで到達しなければというような気持ちになって、簿記なら簿記だけを学習しすぎてしまうことってよくあると思います。会計士試験は全科目のトータルで評価される試験なので、バランスよく学習するような事を常にイメージしたほうが良い結果につながると思います。どの科目も満遍なくある程度の成績というのを目指していったほうが結果につながると個人的には思っています。
司会 試験制度が改正されて1科目でも40%以下だと不合格になってしまいますからね。合格されている方は皆さんそのように言われます。たった1科目でも満点が取れるまでマスターして本試験を受験した方は少ないですからね。在籍されている方にアドバイスさせていただきますね。








